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株式投資信託の2つの本当のリスク

投資 投資信託

ポーカーをやり始めて20分たっても
まだ誰がカモかわからない人は自分がカモなのだ
            by ウォーレン・バフェット

  昨日は日経平均300円以上下げましたが、株式市場は昨年11月から好調です。そのせいでしょうか。株式投資信託に対する関心も高くなっています。まずは投資信託とはなんでしょうか。投資信託協会のHPでは、『投資家から集めたお金をひとつの資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配されるしくみの金融商品』となっています。

  そうです。投資信託とは単に『仕組み』なのです。株式を組み込んでもいいことになっている投資信託を株式投資信託といいます。債券しか組み入れてはいけない投資信託を債券投資信託といいます。

  では個人投資家に人気になっています株式投資信託にはどんな潜在的リスクが存在するのでしょうか。投資をするときに見過ごせないリスクは大きく考えると2つあるといえます。

  1つ目はやはり本当に上がるのかということです。これは大切なことですが、ある意味誰もわからないところがあるのでどうしようもないと思っています。問題はもう1つのほうです。

 『運用の専門家が投資運用する商品』となっていますが、いわばプロといわれているこの人たちの投資技量が私たちでは計ることが出来ないということです。そう考えるとインデックス投資のほうがいいようです。

  ということは、2重のリスクがあるものをわけもわからずお勧めしているのかということになります。ではこのプロの判別法はないのかといえばないことはないです。あるとはいえませんが。それは長年ファンドを観察していることです。同じファンドが何年も何年も好成績を上げることがわかります。ならそのファンドが安くなったときの購入すればいいのではないでしょうか。

  それでは株式投資信託の利点とはなんでしょうか。それは積立でドルコスト法ができるということです。正直いってそれ以外はコスト的に考えてETFのほうがはるかに有効です。なぜETFを勧める人が少ないのでしょう。

 それでも初めて投資をする方に人気がある株式投資信託。まずはいいファンドもしくはインデックスファンドを選んでコツコツ積み立ててやるメリットを活かして自分年金を作ってほしいものです。

 しかし、もしわたしが自分で運用するのであれば株式投資信託ではなくETFを選ぶのはいうまでもありません。それはなぜか? お金が大事と知っているからです。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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