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「一時払い終身保険」の駆け込み相談が増えています。4月から各社保険料を値上げで

保険 生命・医療保険

  4月から各社保険料を引き上げます。予定利率を引き下げるためです。なぜ、予定利率が下がると保険料が上がるのでしょうか。保険の大原則に収支相当の原則があります。予定利率が下がれば、それだけ保険料の運用益が見込まれないので、保険料を値上げしないと将来の保険金の支払いに支障がでます。ですから、予定利率が下がると保険料が上がるのです。

  しかし、必ず保険料が値上げになるかというと、対応は保険会社により、商品によっても異なります。とくに、貯蓄性の高い保険商品は値上げをする保険会社が多いです。例えば、一時払い終身保険が典型です。

  定期預金に預けっぱなしという方は案外多いものです。利息はほとんど付きません。定期預金に預けておくよりは一時払い終身のほうが有利と判断されるお客様が多く、私も何件か提携代理店に紹介しました。

  70歳女性、一時払い金506万円、死亡保険金額610万円のケースでは1年目の解約返戻率98.5%、2年目99.4%と元本割れしますが、3年目100.3%、5年目100.2%、10年目106.5%、20年目113.7%と3年目以降は増えていきます。

  銀行の窓口ではよく売られているようですが、保険会社にとっては利益の出ない商品ですので積極的には売られていません。このパフォーマンスの商品が3月末ですが、まだ十分時間がありますので、興味のある方はお近くのFPにご相談ください。

《新美 昌也》
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新美 昌也

T&Rコンサルティング有限会社 代表 CFP資格保有 「誰でも気軽にお金について公正中立の立場でアドバイスを受けることのできる場を設ける。ファイナンシャルプランニングを普及し国民の幸福に寄与する。」という企業理念の下、法人顧問、個人のファイナンシャルプランニング、労働組合でもライフプラン講師、銀行でのFP相談、 保護者向け進学マネー講座、401K講師、執筆など多方面で活躍している。著書執筆多数。趣味は、読書、音楽鑑賞、海外旅行、ゴルフ、焼酎、株式投資。 寄稿者にメッセージを送る

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