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お香典のマナー(数名で包む時) 「連名」「~一同」どっちが良い?

税金 相続・贈与

  お香典を3人でと包むことになったとき、表書きをどのように書いたらよいか迷いませんか?

  よく見かけるのは、Aさん、Bさん、Cさんと連名で書かれているパターンと、総務部一同や友人一同などと書かれているパターン。不正解というものはないのですが、頂く側としては、「総務部一同」などと書かれているほうが助かるのです。

  お香典は本来、四十九日の法要が終わったあとに香典返しとして贈るものなのですが、最近は即日返しになり、通夜や葬儀に行ったその日に頂いて帰ることが多くなりました。このときに連名で書かれていると、その人数分品物を渡さなければならないことにもなりかねないのです。「総務部一同」などと書かれていれば、一つだけお渡しし、後日、皆さんでどうぞとお茶菓子などをお渡しすることもできるのです。

  ですから、連名で書かずに表書きは一同もしくは代表者名を書き、香典の裏や中の封筒もしくは別紙に連名で書いておけばよいのです。なお、表に連名で書く場合は3人までにとどめ、目上の人から順に右から左に書きます。

  また、香典返しを辞退する場合には、お香典をお渡しするときに口頭で伝え、香典の裏や封筒の住所氏名のところに、香典返しの辞退の旨を書いておきましょう。

  あまり多い金額ですと先方がかえって気を使ってしまいますので注意が必要です。だからといって、例えば総務部3人で千円ずつ出して合計3千円を連名で書かれたお香典を受け取ったらどうでしょうか。
  
  最近の即日返しは2千円台~3千円台のものが多く見受けられます。お気持ちはうれしいけれど、なんだか微妙な気分になるかもしれませんね。

《明石 久美》
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明石 久美

明石 久美

明石シニアコンサルティング 代表 ファイナンシャルプランナー(CFP/1級FP技能士)、葬祭アドバイザー、シニアライフアドバイザー、消費生活アドバイザー、相続専門団体「これから相続コンサルネット」理事長。 複雑に絡み合う「老い支度」「終活」「相続」は、ポイント知識ではなく総合的な知識が必要。だからこそ相談窓口を一本化し、「全ての状況を把握して的確にアドバイス」をモットーに、遺言書作成、相続対策、葬儀やお墓の相談・準備、相続手続きや死後整理など、ケースに応じて司法書士、税理士、行政書士、社会保険労務士等の専門家と連携を取りながら行っている。さらに、業界向けや一般向けの執筆のほか、事例を盛り込んだセミナー・研修を全国で行っている。 寄稿者にメッセージを送る

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