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FPに相談する時にはFP自身のポートフォリオも聞いてみよう

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  初めて寄稿させて頂きます。私の専門は、いわゆるライフプランであったり、ポートフォリオデザインのお手伝いをすることです。カタカナばかりでわかりずらいですね。なので、具体例を用いて分かりやすく進めます。

  私はいま独身ですが、今年中に籍をいれ、子供は来年には1人、3年後にはもう一人欲しいなと思っています。そして、子供が小学校に上がる前に駅チカのマンションを購入し、体が動くうちは働きたい。とはいえ、一般的な勇退時期である60歳の時点では一億円の資産を持っていたい。これが前者のライフプランです。

  そして、この「60歳までに一億円」という目標を達成するためにはどうしたらよいでしょうか。全国平均金利0.02%の時代に、収入を貯金するだけでは到達しようがありません。そこでお金自身にも稼いでもらうために運用することにしました。では、限りある大切な資産をどんな方法に、どのように配分したらよいか。これが後者のポートフォリオデザインです。この2つが私の専門分野です。

  さて、ここで質問です。

  FP(ファイナンシャルプランナー)と聞いた時に何を想像されるでしょうか?

  以前、大前 研一氏の著書を読んでいた際、「FPには自身のポートフォリオを聞くようにしている」という記述を目にしたことがあります。これには私も深く共感したことを覚えています。なぜなら、FPと名乗りながらも保険のみを販売するFPであったり、不動産を販売することのみを着地点にしているFPが増えている気がするからです。

  今日のテーマとしてぜひお伝えしておきたいのは、FPはお金に関わること全般についてのプロであるということです。自分自身のライフプランやポートフォリオがしっかりしていない専門家にご自身の状況を伝え、相談する気になれるでしょうか。大半の人はそうではないと思います。

  ちなみに私のポートフォリオは大まかにまとめますと下記です。

預貯金:15%
株式(バリュー):15%
株式(グロース):35%
保険(貯蓄性あり):15%
保険(掛け捨て):10%

  お恥ずかしい話ですが、先月は株式投資で損失を出してしまい、グロース投資の割合が減っています。

  具体的に申しますと5月23日の日経平均の暴落前後に500万円のマイナスを被ってしまい、損切りとバリュー投資への切り替えを行って今の割合になっています。マイナスを被る前は500万円近いプラスだったので、含み益をすべて失った形になり、猛省しているところです。

  今後、当コラムでは、実体験を通じて学んだ具体的な事例を基に、読んで下さる方が、なりたい自分(家族)になるためであったり、汗を流して稼いだ大切なお金を運用していくための有益なヒントを提供して行きたいと思います。(バリュー、グロース、保険などの用語についても次回以降、解説していきます。)

  FPにご相談する時はぜひとも聞いてみてください。「ご自身のポートフォリオはどうなってますか??」と。

《大川 達弘》
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大川 達弘

大川 達弘

1981年10月31日生まれ。CFP(R)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引主任者として首都圏をメインとして幅広いコンサルティング業務を行っている。一方、マーケティングや会計にも興味を抱き、現在はマーケッターとして美容系サロンの広告部門の担当や経理業務にも従事している。趣味は「考えること」と「新しい知識に触れること」であり、「とりあえず・・」が座右の銘。 blog:http://ameblo.jp/fp-kash/ twitter:https://twitter.com/tatsu_okawa webクリエイトチームの代表でもある:http://waocon.com/ 寄稿者にメッセージを送る

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