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専門家の選び方 会って信頼できるか確かめ、契約書を作成しよう

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専門家の選び方 会って信頼できるか確かめ、契約書を作成しよう

  司法書士、税理士、弁護士などの士業専門家や不動産購入時の会社・施工業者、また葬儀を取り仕切る会社や、さらには医者など様々な専門家がいますが、それぞれを選ぶ際にどうやって決めればいいでしょう。人によって、知名度とか会社の規模、長年やっているか、若いか年輩か、男か女か等選ぶ基準がいろいろあると思います。そして当然ですが、料金は重要なポイントです。
  
  現在では士業であっても広告の自由化により、報酬料金表を公開しているところもありますし、公開はしていなくても求めに応じて必ず目安となるものを見せてくれます。業者であれば料金表を持っていますし、医者でも聞けばたぶんおおよその金額は教えてくれます。自分で払える金額なのか、料金をまず聞きましょう。

  そして次にすることは何でしょうか。料金を問い合わせるとき最初に「どんなことをしてほしい」という話を伝えると思うので、具体的にどんなことをするのか、それを聞きます。その内容が納得できない場合は質問をして、違う切り口を考えてもらうのが良いと思います。一つの方法しか出てこない場合はもしかしたら違う人を探すべきかもしれません。

  具体的な内容が納得できたら依頼できると思いますので、その際は契約書を作成することをお勧めします。言った、言わない、でもめることもありますからその保険です。さらに、書類を作成して契約することでお互いの身も引き締まりますね。

  ところでどの専門家に何を頼めるのか、という質問を受けることがあります。

  たとえば土地建物を売ったとします。

  司法書士にはその不動産の登記を頼めます。売買に関して契約書を作成したときには弁護士に書類のチェックをしてもらい、売買金額が妥当かどうかは不動産鑑定士や中立の立場の不動産業者に見てもらうことができます。その売買については金銭が授受されるため、確定申告が必要ですからそれは税理士に頼みます。
このようにそれぞれの専門家が業務範囲内で様々な仕事をするのです。

  さて実務的な話を書いてきましたが、依頼する専門家を決める一番大事な点は、実はこれまで書いてきたこととは別にあると私は考えています。話していてお互いに信頼できるかどうか、この点になるのではないでしょうか。いくら有名でも、大きな仕事をたくさんやってきた人でも、また勧めてくれる人がたくさんいても、自分に合わなければ大事なことを任せることはできません。

  そうなると、何かの専門家を選ぶときには1件でなく複数の先に照会をして、必ず会ってから決めるのが良いと思います。参考にしていただけたら嬉しいです。

《鈴木 久美子》
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鈴木 久美子

鈴木 久美子

鈴木久美子税理士事務所 税理士試験合格後、1991年に税理士登録。 渋谷区の公認会計士事務所での勤務を経て、97年に渋谷にて独立開業。現在は吉祥寺にある事務所で、お客様の仕事全体をサポートしわかりやすく丁寧な業務を心がけている。 税理士の仕事と併せ女性FPのグループ「なでしこFPサロン」に所属し、お客様の相談事を各自の分野を生かしてワンストップで解決することを目指し、定期的に活動をしている。 <保有資格>税理士、AFP 寄稿者にメッセージを送る

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