※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

50歳代は人生最後の「貯め期」タメキ 家計を改善する4つの方法

コラム コラム
50歳代は人生最後の「貯め期」タメキ 家計を改善する4つの方法

  収入が激減する60歳以降のセカンドステージの準備にあたっては、40歳代後半ぐらいから、しっかり貯蓄をしてゆくことが肝要です。

  人によってもそれぞれ異なりますが、一般的には40代後半から50代前半までは、子供の教育費や遅めの住宅購入などで貯蓄額が大きく減るタイミングがあるでしょう。しかし、子供の教育費が一段落すれば、家計の支出はかなり抑えることが出来るはずです。ここから定年退職するまでが勝負です。人生で最後の「タメキ」に成るでしょう。

  その後、60代前半は、働き続けたとしても収入は半減するでしょう。 50歳前後と比べると、殆どの人たちの年収が半分以下に成ることでしょう。60代前半は、貯めたお金を取り崩さずに収支を±0で乗り切りたいところです。 そして、65歳以降の年金生活に入ったら、年金収支では足りない分を貯蓄で補うことに成ります。

  大半の人たちは、これから、セカンドライフの資金に充てられるのが「子供が社会人に成ってから60歳までの間」だけということに成ります。このことを認識して「タメキ」では出来るだけ貯蓄額を増やしていかねばなりません。50代の「タメキ」で貯蓄を増やして、60代前半を収支トントンで暮らすためには、今から家計の改善または革新に取り組む必要があります。

  家計の改善や革新と言うと難しく感じられるでしょうが、そんなに大したことでもなく、簡単で効果的な方法が4つありますので、次に案内します。



1)家計の年間収支を把握しよう

  まずは、現状の家計の年間収支を正確に把握することから始めましょう。イメージや推測ではなく実際のキャッシュフローを把握しましょう。そのうえで、無駄を省いて、生活を少しずつダウンサイジングして、貯蓄額を増やしながら、日々の生活の見直しを計りましょう。

2)住宅ローンを見直そう

  次に住宅ローンの見直しです。これについては、残債を退職金で一括返済すればよいと考えている人が多くいますが、安易に考えている人ほど、60歳時点の残債がどれぐらいになるかを知らないものです。定年退職時に1000万円を超える残債があるケースは珍しいことではなく、老後資金に成るはずだった退職金を大きく目減りさせることに成りかねません

3)生命保険を見直そう

  次に生命保険の見直しです。日本人は保険には必ず加入する国民です。保険を掛け過ぎている人が少なくありません。しかし、生命保険や医療保険は年を積み重ねるほど必要度が小さく成っていきます。今、加入している保険を見直して不必要な保険料を減額できれば、貯蓄の原資が作れるはずです。

4)貯蓄は世界を見渡して考えよう

  最後に、貯蓄そのものを日本国内だけで考えずに、世界(外国)を見渡して考慮することです。日本の銀行で定期預金を組んでも、利息は僅か0.1%、ここ20年以上ほとんど無利子状態です。国内の投信でも同じような状況です。

  しかし、世界(他国)を見渡すと30年前(経済が右肩上がり)の我が国・日本と同じような状況の国が多く存在します。 日本も30年前は郵貯にお金を預けておくと年利が8%で廻った時代があったのです。そういう国の信用できる金融商品を見つけて、分散投資をすることが何よりも大きなパフォーマンスを生み出します。

 次回から、具体的にそれぞれの見直し(改善)のポイントを述べていきたいと思いますが、ご自身が安心して老後の生活を送れるように、楽しくセカンドライフをエンジョイするために、今からしっかりと準備していきましょう。




《桐山 一人》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

桐山 一人

桐山 一人

株式会社ノマド・グローバル 代表取締役 健康で活き活きと過ごす人生、世界を視野に入れたグローバル・ライフ「ノマド・ライフ」を提唱し、若年層を中心に多くの人々の共感と支持を得る。「若い人こそ、お金の無い人こそ、海外に目を向けた資産形成を検討すべし」と若年層を中心の資産運用のコンサルティングを得意とする。 年間のうち100日以上を海外で過ごす自他ともに認める「Nomad」自由人である。ファイナンシャルプランナー・中小企業診断士・ロングステイアドバイザーの資格を持つ。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集