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保険選びは保険金受け取りを想定して 年満了型と歳満了型の違い

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保険選びは保険金受け取りを想定して 年満了型と歳満了型の違い

 生命保険を選ぶ方法は「ABC」。では、「生命保険のXYZ」とはどういう意味でしょう? それは、「保険金をもらうことを想定して保険を選びなさい」ということ。多くの人は、保険料を支払うことだけに注目して、実際に保険金を受け取ることをあまり考えません。

 もっとも「自分が死ぬ」という想像はしたくないものですが、そもそも保険という商品に加入するということは、自分の死後、遺族が困らないように加入するのでしたよね。だとしたら、もっと有利に保険金を受け取る方法を選択できる保険会社があるのかどうか?

 そして、いざというときであっても、有利に保険を継続する方法があるのかということを考えてみませんか?

 大切なことは、定期保険の加入期間を設定する方法が「年満了」と「歳満了」の2つのタイプがあること。

年満了タイプ:10年や20年などの期間を設定する
歳満了タイプ:60歳や70歳までなど年齢を指定する

 年満了タイプは、10年などの一定期間ごとに更新することができるます。保険会社によっても異なりますが、一般的には80才まで更新することが可能です。なお、更新型の場合、更新時に健康状態が思わしくなかったとしても、更新できる保険会社がほどんど。まさに保険としての機能を活用できるでしょう。

 一方、歳満了タイプは、指定した年齢で保障は終了。それ以上は更新することができません。余命あと数年というときに、保険が切れてしまうことを想像してください。年満了タイプを選んでおくだけで更新することができるのです。保険会社によっては、90歳まで更新可能な場合があります。どちらのタイプで加入しても保険料は同じ。

 保険として、最大限に活用するポイントは「出口戦略」。定期保険を選ぶときは、年満了タイプで加入しておくべきでしょう。(執筆者:横川 由理)

《横川 由理》
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横川 由理

横川 由理

FPエージェンシー代表 生命保険会社での勤務をきっかけに、お金の知識の大切さに気がつく。以来、ファイナンシャル・プランニングの啓もうをはじめ、お金の知識やお得な情報を伝えすることをライフワークとしている。大学などのFP資格取得講座をはじめとして、マネーセミナー、書籍、雑誌などの執筆を中心に活動中。 保有資格:CFP®、1級FP技能士、MBA(会計&ファイナンス)、証券アナリスト 寄稿者にメッセージを送る

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