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「マイホームの100%融資」の落とし穴

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「マイホームの100%融資」の落とし穴

 マイホームを買おうとすると夢が膨らんでくるが、一方で”住宅ローンの融資が受けられるのか”を心配する声は少なくない。

 現実的な話をすると、融資が受けられなければ住宅購入は難しいが、その時は無理でも、ライフプランや属性の状態によっては可能となるケースもあるのが、住宅ローンの融資の不思議なところである。

 マイホームを買うタイミングは早い方がいいが、それよりも買う計画を早く立てて、融資に備えた方が「融資の実施確率を上げるコツ」であることをご存じだろうか。

 私の場合は、「属性のアップ」、「借り換え」、「繰り上げ返済」のタイミングを考えて、5年ほどの準備期間を設けた。消費税増税は、長期返済のことを考えれば、「道端に小石が転がっているぐらい」のリスクである。消費税よりも金利差を気にした方が賢明であろう。

 それよりも気になるのが、「住宅ローンの安売り競争」とも言ってもいいような動きである。史上最低の低金利は消費者には嬉しいニュースだが、諸費用の融資を可能とした100%融資は、「将来の借り換えをできなくしている」こと意味する。

 自己資金が不足している人には「喉から手が出るほどの話」だろうが、住宅ローンの借り換えに制限されてしまうと、返済が行き詰まってしまう危険性があることを肝に銘じてほしいのです。

 すべて住宅ローンに頼るということは、貴方は銀行にオーバーローン状態にさせられたと同じことです。買い時は資金計画を立てからです。塩漬けされないよう自己資金は用意しておくように心がけるようにしましよう。(執筆者:村井 一則)

《村井 一則》
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村井 一則

村井 一則

ノーリエ合同会社 代表社員 北海道札幌市出身。理容師免許取得後サロン勤務・管理職・店舗経営を経て、2004年に訪問理美容の専門事業を展開。事業拡大に伴い2011年4月にノーリエ合同会社を設立。現在、福祉系FPの年金アドバイザーとして、老後の資産設計や介護に関する悩みをお持ちの方のご相談のサポートとして活躍。メール無料相談も実施中しておりますので困ったことがありましたらお気軽にお尋ねください。 寄稿者にメッセージを送る

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