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「生活苦で住宅ローンの滞納寸前…」 こんな時の対処法は?

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「生活苦で住宅ローンの滞納寸前…」 こんな時の対処法は?

 人生のステータスでもある住宅。はじめて自分の城を手に入れたときは、ほとんどの方は感動されることでしょう。購入される物件は、一戸建て・マンションと好みによって分かれますが、最近は、節約傾向として『省エネ住宅』、『低炭素建築物』のようなエコ住宅が売れているようです。

安易に住宅ローンを組むと家計は「火の車」になることも

 住宅ローンの金利も史上最低まで下がり、若年層の世帯も手を出しやすくなる傾向ですが、安易な気持ちでローンを組んではいけません近所に、お城のような外観の豪邸がありますが、最近売りに出されていました。築年数5年程度の物件なので、「おそらくローン返済に限界を感じたのでしよう。」

 売却の動機には、会社再編・失業・倒産・給料カット・病気などの理由がありますが、頭金や諸経費を払って5年で売却したのでは「お金をドブに捨てる」行為と言えるでしょう。

 持ち主は、売却を決断するまでに、相当迷われたことでしよう。収入か減って一番困ることは、「家のローン」と答える人は少なくありません。それだけ、家計に占める割合が高いということです。

 住宅を所有するというのは、ローンだけでなく・修繕費・管理維持費・固定資産税などの負担があり、年収の33%にもなります。年収400万なら132万円が住宅関連費用です。

 安易にローンを組んでしまった家庭では、「家計は火の車」に陥りやすくなっているケースもあり、早期対策で収支を安定させていれば、住宅を手放すことは無かったかもしれません。私は、核家族化が及ぼした影響が事態を悪化させてしまったと思うのです。

 相談するキッカケが無い方の多くは、自己完結型で乗り越えようとしますが、始めから自分自身で管理できていれば、悩むことは無いはずです。借金返済は、時間との勝負であることを忘れはいけないのです。

 最悪の展開は、誰にも頼らず【消費者金融】に頼ることです。住宅ローン金利は3%程度なのに、なぜ金利18%のカードローンに手を出してしまうのか? 3%の金利も払えないものが18%の金利を払えるハズがありません。6カ月程度は維持できることに何の意味もないでしよう。

住宅ローン返済が難しくなったら…やるべきことは一つ

 銀行に頭を下げて相談することです。融資先としては、利息だけでも支払う意思を示せば交渉に応じてくれます。返済プランの見直しとして、返済期間の延長・元金返済の猶予があります。

 但し条件として、延滞してしまうと「条件変更不可」、「金利優遇の取りやめ」、「残金一括返済」を求められる場合があるので、早期相談することが『あなたの生活を守る方法』なのです。(執筆者:村井 一則)

《村井 一則》
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村井 一則

村井 一則

ノーリエ合同会社 代表社員 北海道札幌市出身。理容師免許取得後サロン勤務・管理職・店舗経営を経て、2004年に訪問理美容の専門事業を展開。事業拡大に伴い2011年4月にノーリエ合同会社を設立。現在、福祉系FPの年金アドバイザーとして、老後の資産設計や介護に関する悩みをお持ちの方のご相談のサポートとして活躍。メール無料相談も実施中しておりますので困ったことがありましたらお気軽にお尋ねください。 寄稿者にメッセージを送る

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