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代ゼミも大リストラ 突然の失業に備える5つの対策とは?

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代ゼミも大リストラ 突然の失業に備える5つの対策とは?

 先日、大手予備校の代々木ゼミナールが、全国20校の校舎閉鎖と生徒募集の停止を発表しました。合わせて講師約300人の契約を更新せず、40歳以上の職員約400人の希望退職も募るそうです。

 突然、失業が身近になった代ゼミ関係者の驚きと落胆と怒りはいかばかりでしょうか…

 これは私の勝手な想像ですが「少子化が進めば、いつかこうなると思っていた」という方より、「危ないとは思っていたけど、まさか本当にこの日が来るとは思わなかった」と呆然自失になっている方のほうが多いのではないでしょうか。

 なぜなら仕事上、そういう立場の方とお話しする機会が多く、また、私事で恐縮ですが、わが家の夫も同じ経験をしたからです。「可能性としては否定できないけど、あまり考えたくない」、「多分うちの会社は大丈夫だろう」といった根拠のない自信や希望的観測を持っていて、ある日いきなり「リストラ」という現実に直面して驚くのです。

 覚悟と準備のないまま失業生活に突入すると、家計もライフプランも狂い、最悪の場合は家族の人間関係も壊れていきます。こんな恐ろしいこと誰だって考えたくないですよね。でも今はそんな厳しい時代だという認識が必要です。

 そこで今回は、突然の失業に備えて普段から取り組んでおいたほうがよいこと、考えておいたほうがよいことを挙げてみました。

突然の失業に備える5つの対策

1. 貯蓄をしっかりしておく

 失業して困るのは定期収入が途切れること。失業手当が出るにしても金額や期間に限りがあるので、頼り切ることはできません。今までもらっていたお給料と同額がもらえる訳ではなく、もらえる期間も一番短いケースで90日間。その間に再就職が決まるとは限りませんから、日頃から少なくとも半年分の生活費は貯蓄しておきたいものです

2. 身の丈に合った家計にしておく

 普段からムリやムダを省いたシンプルな生活をしておくことです。できれば手取りの2割を貯蓄へ回し、残りの8割でまかなう家計を確立しておきましょう。毎月赤字でボーナス補てんに頼っているような家計は、失業するとすぐに生活苦へ転落します。

3. 過度なローンは組まない

 家計の急変時に大きな足かせとなるのが借金です。特に金額が大きく期間が長い住宅ローンは気を付けなければいけません。失業中でも毎月払える金額なのか? 再就職後に年収が3割程度減っても払えるのか? など、ローンを組む前に最悪のケースを考えておきましょう。

4. 「共稼ぎが当たり前」にしておく

 終身雇用が崩れた今、家計は1馬力より2馬力(夫婦共稼ぎ)です。共稼ぎは突然の失業に対し、お金と心のリスクヘッジになります。例えば妻のパート代で住宅ローンを払い、失業手当で生活費をまかなえれば、だいぶ落ち着いて再就職活動を行えるでしょう。妻の稼ぎは家計を助けるだけでなく、夫を過度のプレッシャーから解放することにもなるのです。

5. 家族のコミュニケーションをとっておく

 壊れていく家庭に共通するのは、「失業」という辛い現実に向き合えず、家族の心までバラバラになっていくこと。例え車を手放すことになっても、旅行や外食ができなくなっても、マイホームから賃貸に住み替えても、家族みんなが「元気でいればいい」と前向きな気持ちを持ち続けることが重要です。そのためには普段から家族、特に夫婦のコミュニケーションを良くしておかなければいけません。

 普段からこの5つを心がけている人といない人とでは、いざという時の対応力が違うはず。ぜひ参考にして下さいね。

《編集部》
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