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一生お金に困らない「70-20-10」の法則

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一生お金に困らない「70-20-10」の法則

社会人1年生になられた人なら、初めての給料を手にした頃ですね。また、この季節街中のフレッシュマンを見るたびにあの頃の自分を思い出し、ちょっとため息をつかれた方いらっしゃいませんか。

給料を貰うって大変なことだな…
給料上がらないな…
貯蓄出来ていないな…

そんな思いなさっていませんか。

毎月給料の中からきちんと貯蓄に回している。財形貯蓄をしている。なのに、「貯蓄をしているのに貯まらない」

何故なのでしょう。

ひとつは、積んだ金額以上にならない。金利が低く、増える喜び、達成感が味わえない。

もうひとつは、貯蓄はしているが、貯まったお金は使っている。自分へのご褒美で海外旅行へ。車の購入資金へ。住宅ローンの頭金へ。

気がついてみると、もう少し貯蓄できていても良いはずなのに…。

一生お金に困らない「70-20-10」の法則


米国のファイナンスのテキストに「70-20-10」の法則があります。


これは可処分所得(税金社会保険料を引いた手取りの所得)のうち、

70%は支出、消費に回していいよ。
20%は今後の大きな買い物のために貯蓄する。
10%は投資する。(時間をかけた運用)

初任給を貰って、70%は使っていいよ! と、言われると嬉しくなりませんか?

20%は欲しいものを買うための貯蓄だよ。でもね、あとの10%は将来の自分へのプレゼント、投資のポジションで、例えば確定拠出年金とか、NISA(少額投資非課税制度)がいいよ。社会人になりたての頃、こんなふうに言われたら素直に頷いてしまいます。

「貯蓄をしているのに貯まらない」のは、この10%のポジションがないからです。20%のポジションの貯蓄はいずれ消費に回ってしまうので、お金は貯まらない。

10%のポジションを持てないと、いくつになってもお金にあくせくしてしまいます。

そうは言っても、手取りの30%も貯蓄に回したら、家賃が払えない。今は無理だ。もう少し給料が増えてから…。そうしているうちに、20%、10%の貯蓄ポジションは消えてしまいます。

「70-20-10」でなくてもかまいません。私の場合は、家賃を払った残りを「80-10-10」にしよう。今の私は、「90-5-5」が精一杯。要は自分なりの法則を決めて、実行することが大事です。

「貯蓄をしているのに貯まらない」にならないためには、貯蓄のしかた、貯蓄先を目的別に分けなければなりません。

10%で時間を味方につけた運用を


何より大事なのは、「70-20-10」の10%は時間を味方につけた運用です。


例えば、10%のポジションが5,000円であっても、「バランス型投信」のような運用商品で、毎月積立を継続することで、価格が下がったときは多く買え、反対に価格が上がったときは同じ5,000円でも買える量は少なくなります。

「ドルコスト平均法」と言われる長期運用に有効な投資方法です。バーゲンセール(価格が下がった)時はたくさん買い、価格の上昇時に高値掴みをしないですむ手法です。

ただし、この方法が有効なのは、アップダウンを繰り返しても、長期的に上昇するものでなければなりません。株式一銘柄よりも、国内外の株・債券等に分散した、バランス型の投資信託の方が、単一の投資先よりベターです。

貯蓄する金額よりは、「自分なりの法則」を決めて、実行継続することです。(執筆者:平賀 初恵)

《平賀 初恵》
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