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【プチ稼ぎ主婦インタビュー】「LINEスタンプで副収入」実際のところ

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【プチ稼ぎ主婦インタビュー】「LINEスタンプで副収入」実際のところ

あなたは、LINEをやっていますか? スタンプを使っていますか?

人にもよりますが、LINEスタンプは1つ(40種類入り)あたり100円程度で売られているため気軽に買いやすく、わたしの周りでも使っている人はとても多いです。

このLINEスタンプ、一般のユーザーでも自分で作って、販売することができます。LINEは世界で5億人以上のユーザー数を誇ることもあって、当たれば1000万円以上儲ける人もいる、という話も!

そこで、今回は実際にLINEスタンプを作成して販売した経験を持つ、マイコさんにインタビューさせていただきました。

LINEスタンプの作り方って?

―まず、簡単に自己紹介をお願いします。


マイコさん:普段は、夫が代表を務めるWEB制作会社(株式会社スペシャルソース)で、WEBデザイナーとして働いています。子供は、小学4年生の息子が一人です。

―どうして、LINEスタンプを作ろうと思ったのですか?

マイコさん:「LINEクリエイターズスタンプ」がスタートすることをネットで知って、面白そうだと思って。世界中で販売できるというのは夢があって魅力的だし、自分でもスタンプを作ってみたいな、と思いました。

―では、まず簡単に、LINEスタンプを作って販売するまでの流れを教えてください。

マイコさん:まず、アイデア出しからです。スタンプ自体は40個、それからメイン画像とタブ画像を考えます。

アイデアが出たら、手書きでイラストを描いていきます。それをスキャナで取り込み、PCで修正や色付け、文字入れをして完成です。


≪まずは手書きでイラストを描く≫


≪次にPCで修正や色付け、文字入れをして完成≫

LINEの管理画面でタイトルやスタンプ説明文を入力し、画像を登録して申請をします。その後、LINEの方で審査があり、承認されれば販売、という流れです。

―具体的なアイデアはどのように思いつかれたのでしょうか?

マイコさん:わたしはサッカーが好きなので、同じサッカー好きの人たちに使ってもらえるようなスタンプを作りたい、という思いもあったんです。

サッカーの試合中に使えるフレーズや、応援、おもしろネタなど……わたし自身が、サッカー観戦中に送りたいものを考えました。

―なるほど。たしかに、自分が「こういうスタンプがあればいいのにな」と思うところからアイデアを出していくと他にも同じように思っている人が買ってくれそうな気がしますね。

―スタンプが完成するまで、どれぐらいの期間がかかりましたか?


マイコさん:1か月ぐらいです。仕事でやっているわけではないので、空き時間を利用してぼちぼち作ったのでこれぐらいですね。

―では、スタンプをLINEに登録してから、審査が通って販売するまではどれぐらいですか? すぐに審査終わります?

マイコさん:審査はとにかく長いです。今販売しているものは、4か月かかりました。まだ審査が終わってなくて販売できていないものもあります。今後審査期間が短くなるという話も聞きますが……。

リジェクトされるとさらに販売までの期間は長引きますね。

―リジェクトとは、どういう意味ですか?


マイコさん:審査に通らないことをリジェクトと言います。たとえば暴力的な表現など、規約違反になるスタンプは審査に通らないので、リジェクトされた場合は修正して、再度申請する、という流れになります。

―LINEスタンプを作るためにかかるコストとか、準備するものってありますか?

PCは必須ですね。わたしは手書きとイラストレーターソフトで作成しましたが、フリーソフトでも制作できると思います。

LINEスタンプを売ること自体にはお金はかからず、無料で掲載してもらえます。

あとは、会社名義でスタンプを販売するということでプレスリリースを打ったので、その宣伝費として3万円かけました。会社の宣伝にもなるかな、と思って。


≪プレスリリース 画像元:ValuePress!(https://www.value-press.com/pressrelease/132754)≫

宣伝は、「LINEスタンプ 宣伝方法」とかで検索して、調べたりもしましたよ。

―なるほど、PCがあって、イラストの編集ができる環境があれば、あとはお金をかけずに作成・販売することができるんですね。

LINEスタンプは、いくつ作られたのですか?

マイコさん:2個作りました。「サッカー応援!楽しんじゃっていいんです!」と「サラリーマンおにぎりくん」です。


はじめに販売したのがサッカー応援スタンプです。サッカー応援スタンプの方は、海外バージョンも数種作っています。サッカーファンは一定数いるし、グループなどで使われやすい分、拡散力もあると思います。



もう一つの方は、サラリーマンスタンプです。特に宣伝もせずにいたので他のたくさんのリリースに埋もれてしまいました。スタンプ自体にも、拡散力がなく、魅力不足だったな、と考えています。


―では、すみませんが、売上がどれぐらいあったか、ということも教えていただけますか?

マイコさん:お恥ずかしながら……売上自体は、約7か月間で15,000円程度です。

2015年2月以前に登録したものなので売上の50%が収入になっていますが、これから登録される方だと、35%になっています。1,000円以上から出金できる仕様です。

ただ、パソコンからの購入なのか、アプリからの購入なのかによっても変わってきますし、海外で購入されたものに関してはレートにもよるので、「○個売れたら○円になる」というのはちょっと分かりにくいんですよね。

「儲かるか、儲からないか」で言えば、わたしは全然儲かってないです(笑)

サッカーの方の海外スタンプはやっと2,3日前に承認がおりました。今ブラジルとドイツで1個ずつ売れて、受信がアメリカ、イギリス、アイルランド、ニュージーランド、オランダとかに波及してるので、今後に期待です。



≪PC版サイト 1個120円=アプリ50コインです≫

―「作れば売れる」というものではないんですね。では、どういうところが大変でしたか?

マイコさんLINEスタンプは、40個で1セットになるのですが、40個作るのが大変でした。

はじめの10個ぐらいは一気にアイデアが出てきて作れるんですけど、あとは「どういうものがあれば使われるかなぁ」と頭をひねりながら、必死に40個分考えました。製作期間のうち、もっとも時間がかかったところかもしれません。

―反省していることや、後悔していることはありますか?

マイコさん:宣伝費をかけたことですね。わたしの場合は、プレスリリースはほぼ意味無し、という感じでした。

―逆に、LINEスタンプを作って良かった、と思うことはありますか?

マイコさん:わたしの場合は、好きなサッカーチームの選手にTwitterでリツイートしてもらったりすることがあってすごくうれしかったです。

Jリーグの試合中や日本代表戦のときにはよく売れるので、ちゃんとサッカーが好きな人に使ってもらえている、というのもうれしい。

管理画面では、送受信数や売上が確認できて、売り上げに関してはリアルタイムで分かるので、それをチェックするのも楽しみの一つですね。


≪わたしも使わせていただきます!≫

―今後も、LINEスタンプを作りたいと思いますか?

マイコさん:そうですね、サッカースタンプの第2弾は考えています。まだ海外バージョン(筆者注:日本語を翻訳したもの)がどうなるか分からないので、売れ行きをみながら検討しようと思っています。

―最後に、LINEスタンプ販売に興味がある人へのアドバイスをどうぞ。

マイコさん:今、クリエイターズスタンプは10万個以上販売されています。その中で、人気上位にならなければ売り上げはスズメの涙ほどです。

自分が使いたい、と思うものを作ったり、自分の作ったスタンプがどこかの誰かさんが使ってくれているということに喜びを感じられる人なら、楽しんで作れると思います。

とは言え、かわいいキャラクター系やおもしろネタ系スタンプが数百万~数千万?とか売り上げているのもたしか。楽しみながら、売れればいいな♪ぐらいの気持ちでチャレンジしてみてほしいです。

―ありがとうございました。これからも、がんばってくださいね!

【LINEスタンプでプチ稼ぎできる?】

・PCがあって、イラストを編集する程度のスキルがあればわりと誰でもできそう!

・40個作るというのが大変そう……

・審査に時間がかかるので、「今すぐ稼ぎたい!」という人には不向き

・作れば売れるというものでもないので、「がっつり稼ぎたい」という人にも不向き

・楽しみながら作って、「売れたらラッキー♪」ぐらいの気持ちでチャレンジした方がいいかも



≪ガトーショコラを食べながら、熱心にお話を聞いてきましたよ!≫

わたしも、イラストを描くのは好きなので、やってみたいな、という気持ちになりました。(時間があれば、ですが……)

最近は、子供の描いた作品をスキャンしてLINEスタンプに、なんていうのもありますし、コストはほとんどかからないので一般の人でもはじめやすいプチ稼ぎだと言えそうです。

プチ稼ぎにまつわるインタビューは今後も続けていきますので、「こんな人の話が聞きたい!」というご希望があれば、ぜひ編集部までお知らせくださいね!(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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