※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

100人以上の国税局員が一斉にガサ入れ 私が見たマルサの調査現場

税金 税金
100人以上の国税局員が一斉にガサ入れ 私が見たマルサの調査現場

「マルサが2014年度に摘発した脱税総額は150億円」


先日のニュースでこのような記事が話題になっていましたが、私自身マルサの調査現場を見たことがあります。

ニュースの通り、強制執行権を持つマルサの権限は絶大です。朝一番、調査対象の会社はもちろん関係先に100人以上の規模で国税局員が一斉にガサ入れ開始。まるで強盗がピストルを持って銀行に入ったように「動くな!」といった感じです。

トイレも自由に行けません。壁や床をはがすのも当たり前(もちろん後日元に戻してくれますが)パソコン等も押収します。

脱税者は税理士にも嘘を言っていたわけですから、はっきり言って税理士他、関係者はいい迷惑です。

マルサが入ると、数か月間、ほぼ毎日、執拗に調査され、刑務所に入れられることも少なくありません。さすがにマルサに入られ、刑務所にいれられた脱税者は、もう二度と脱税しないだろう…とみなさん思うと思いますが、刑務所から出てきて「糖尿病が直って良かった」と言っているくらいですから、マルサもすごいけどマルサに調査される人もある意味スゴイと思います。

「公平な課税」はマルサのような組織がなくては実現できません。

メディアでは面白い脱税の手口ばかりが注目されますが、調査の現場を見ていると、嫌われ役を買って出る国税局員にもっとスポットライトを当ててもいい気がします。みなさん、違法な脱税の前に合法な節税を!(執筆者:松岡 敏行)

《松岡 敏行》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

松岡 敏行

松岡 敏行

松岡会計事務所 相続担当税理士 1979年大阪府八尾市生まれ。29歳で税理士試験合格。相続対策の重要性を早期から訴え独自の対策を提案することで定評がある。過去に漫画家を目指していたこともあり、日本で初めて税理士がマンガを描いた「マンガ・突然の相続」(清文社)を出版。現在、全国各地で年間50件以上のセミナー講師を務めている。 <保有資格>:税理士  寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集