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小銭貯金のメリットと、私が小銭貯金をしない理由

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小銭貯金のメリットと、私が小銭貯金をしない理由

先日、こんな記事を発見しました。

【“5のつく貯金”で年間30万円! 俳優・細川茂樹の「貯金箱論」】

家電好きとしても知られる細川茂樹さんの貯金術です。詳しくはリンク先を読んでいただければわかるのですが、要は5円玉、50円玉、500円玉を貯めて、年間約30万円を貯金しているとのこと。

年間30万円ともなるとバカにできない金額ですよね。すべて500円玉だとしても、600枚になります。

小銭貯金は貯金法の一つとして知られており、気軽に始められることからけっこう人気があるようです。「小銭」とあなどることはできません。小銭貯金には、こんなメリットがあるんです!


小銭貯金のメリット

ハードルが低く始めやすい

いきなり「月に5万円!」などと高額の貯金を始めると挫折しやすくなりますが、「財布の中にある小銭を貯金箱にうつす」という程度なら金額的にも小さく、始めやすいと言えるでしょう。

達成感が得られやすい

小銭貯金の場合、貯金箱や空き瓶などを使ってお金を貯めていきますから、貯まっていく様子が見られたり、もしくは貯金箱が重たくなっていくのを実感でき、「貯金が増えている」という達成感が得られやすいです。

小さな成功体験を積み重ねることで大きな成功に近付くことができると言われていますが、小銭貯金はまさに、小さな成功体験の積み重ねができる方法です。

家族で協力できる

小銭貯金なら、夫婦それぞれが財布の中にある小銭を毎日貯金箱に入れるとか、子供が家の中で小銭を発見したら貯金箱に入れる、というようにみんなで一緒に取り組みやすいです。

「給料の10%を貯金口座に移す」といった貯金法だと結局は家計管理をしている人だけが作業することになりますが、小銭貯金なら「みんなで協力している」という意識が持ちやすいですね。

少額の両替ができる

保育園や小学校に通う子供がいると、小銭が必要になるシーンも多いものです。「絵の具セットの購入」だとか「遠足の写真申込」だとか、「おつりのないようにしてください」と書かれた封筒を持って帰ってきますよね。小銭貯金があると、こまかい両替に対応できるので財布の中に小銭がなくても安心です。

わたしが小銭貯金をしない理由


わたしは、小銭貯金はしていません。

小銭貯金にはデメリットがあり、わたしにとってはメリットよりもデメリットの方が大きく感じる

からです。


小銭貯金のデメリットは、「入金が大変」という一言に尽きます。貯まった小銭をそのまま買い物に使うのは難しいですよね。レジで出せるのは1種類の硬貨につき20枚までと決まっています。

※お店によっては大量の小銭による支払いを受け入れてくれるところもありますが、あくまでもお店側の好意。断られたとしても仕方ないことなのです。

使いやすいよう紙幣に両替しようにも、手数料がかかります。銀行によっても異なりますが、たとえば三井住友銀行の場合、100枚までは無料、101枚以上500枚まえは324円、1001枚以上になると500枚ごとに324円の手数料がかかります。

では、自分の口座に入金するなら……?

小銭で入金して引き出せばお札が出てきますし、自分の口座に入金するだけなら手数料はかかりません。

しかし、口座に入金するにも一苦労なのです。方法としては2つあります。

1. 窓口で入金する

専用の機械で小銭がいくらあるか集計してくれる場合は手間なく入金できます。しかし、最近は集計してもらう前に、自分で「いくらあります」ということを申告しなければならないケースも多いそうです。つまり、自分で大量の小銭を誤差なく数え、それを銀行が機械で確認して、一致しないと入金できない、というわけ。

手間なく入金するためには、近所の銀行で事前に数える必要があるか、確認しておく必要があります。

2. ATMで入金する

ATMの小銭投入口は、ガバッと広く空いているものもあれば、最近は1枚ずつしか投入できないタイプのものもあります。投入口が狭いATMだと入金の手間がかなりかかってしまいます。

入金の手間がかかる上、当然銀行に持って行く手間も相当なもの

実際、小銭貯金をしても両替や入金をせず、瓶に詰めたまま押入れにしまいこまれている人も少なくないようです。もともとずぼらな性格であるわたしが、貯まった大量の小銭を銀行に持ち込む手間をかけられるとは思えないので、小銭貯金はしたくないのです。

もう一つ理由を言えば、わたしは「お金そのものが好き」と言うよりも、数字を見るのが好きです。瓶の中に貯まっていく小銭を見るよりも、通帳の残高に書かれた数字が増えていくのを見る方が断然わくわくします。

小銭貯金はこんな人におすすめ!

小銭貯金をするだけで老後資金が貯まるとか、マイホームを購入できる、ということはほとんど不可能です。しかし、小銭貯金をする意義はあり、こういう人にはおすすめです。

・今までほとんど貯金をしたことが無い人
・貯金に挑戦しても成功したことが無い人
・家族の節約意識を改革したい人

今までほとんど貯金をしたことが無い人

貯金をしたことが無く家計に無頓着な方の場合は、手始めに小銭貯金を始めてみてもいいでしょう。実際にやってみることで貯金の面白さに気づけたり、わたしのように「小銭貯金よりも銀行で積み立て定期預金する方が向いているかも」と自分の適性に気づけます。

貯金に挑戦しても成功したことが無い人

貯金にチャレンジしてもつい取り崩してしまう、すぐにやめてしまう、という人は小銭貯金という変わったアプローチを試してみる価値はあります。小銭貯金で成功体験を積み上げることで、どんな方法でも貯金できるようになるかもしれません。

家族の節約意識を改革したい人

自分ばかりがんばっていて家族が節約に協力してくれない……という方は、家族単位で小銭貯金を始めてみましょう。お金が貯まっていく様子を見ることで、家族のお金の使い方に変化が現れるのではないでしょうか。

小銭貯金をする場合は、両替や入金の手間も考えた上で始めてください。できれば、1円玉や5円玉は控えて、500円玉をメインにする方がいいでしょう。小銭貯金は向き不向きの差が大きいので、試しにやってみて合わないと思った方は別の方法で貯金してください。うまくいけば細川茂樹さんのように年間30万円の貯金も夢ではないのでぜひ、まずはチャレンジしてくださいね!

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(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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