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「働く妻」を持つ夫の皆さまへ 家事育児の分担問題をスッキリさせる4つの方法

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「働く妻」を持つ夫の皆さまへ 家事育児の分担問題をスッキリさせる4つの方法

妻からの「家事ハラ」経験ありますか?


ひと昔前のように夫が外で稼ぎ、妻は家庭を守るという明確な役割分担意識は薄れ、実際に妻も稼いでいるご家庭においては、夫も家事や育児を分担すべきであることは夫の皆さんも充分理解されているし、日頃実行されていることと思います。


にもかかわらず、近年「家事ハラスメント」という言葉が誕生するほど共働き夫婦間では家事をどう分担するかについて、なかなかスッキリ解決できない問題であることが多いのです。皆さんのご家庭ではいかがでしょうか。

なぜ家事ハラが起こるのか


家事ハラの根本的な原因は、2つ考えられます。


ひとつは、家事や育児に関する対応範囲や完成度に対する認識のズレ、もうひとつはミス・コミュニケーションです。

そして、妻側の理由としてはもうひとつ。上記によって生じる不満足から芽生える「夫への不満、怒り」の感情の暴発から夫にきつく当たってしまうのではないでしょうか。

ということはつまり、根本原因の2つに対して手を打ち、妻の不満の発生を回避することが夫側のできるとりあえずの対策となるのではないかと思います。

そして、この点が最も重要なのですが、「家事をどう分担すると平等か」ではなく「どう分担すると家庭がうまくいくのか」を夫婦で一緒に考えていくことこそが家事ハラもモラハラも起こさない秘訣なのではないかと思います。

では、解決のための4つの具体的方法についてご紹介します。

家事育児の分担問題をスッキリさせる4つの方法

方法1 「共感」で妻を認め、ねぎらう


一般的に女性は、「共感」の能力が高く、相手にも共感を求めると言われています。対して、男性は会話において女性ほど「共感の感情」を重視しない傾向があるともいわれていますね。特に日本人男性はシャイで女性を誉めるのがとても苦手だとも言われています。


しかし時には、妻も色々なものを背負って日々闘っているということをきちんと言葉にして認め、ねぎらいましょう夫からこの一言があるかないかはとても大きいですよ。

収入の額や雇用形態等に関係なく、まずは妻を「認め」、「ねぎらう」ことで尊重しているという意思表示をすることがとても大切なことです。

間違っても「誰のおかげで」や、「大して稼いでないくせに」、「お前の稼ぎなんかなくても」等は言ってはいけませんよ。妻は夫からの心ないひと言にとても傷つき、そしてなかなか忘れることのできないものなのですから。

方法2 妻の言い分も真剣に聴く:認識のズレや問題点を探る


例えば、夫婦で同じ映画を見ていても、その作品への感想や受け止め方がまったく違っていることも多々ありますね。仕事や、家事や育児についても同じです。それはお互いの社会的な立ち位置や負っている責任の重さ、職種や働き方にも大きく左右されるものでしょう。


例えば、事務職で働いている妻は、休みの日まで寝ても覚めても仕事のことで頭がいっぱいの開発職の夫のことを、「なんで家に帰ってきてまで仕事のことばっかり考えているの? 」と寂しく思っているのかもしれません。

ここで夫が、妻は当然自分の仕事のことを理解してくれているものと思い込んでいるのだとしたら、その認識のズレがやがて大きな亀裂につながる可能性は高いですよね。

妻が夫の何に困っていて(あるいは不満に思っていて)、どうして欲しいのかをヒアリングすることは判断を誤らないためには必要なことだと思います

方法3 女性特有の「察して」対策:具体的に確認して認識をすり合わせる


女性は男性よりも「察する」能力が高いといわれています。そして(男性からすると困ったことに)、相手が察してくれて当然、と思っている節も大いにあります。


女性の「言わなくても(当然)察して、行動くれるわよね」は男女間のミス・コミュニケーションの原因としてあまりに有名です。ということはつまり、夫側の歩み寄りとして、妻の言葉には敏感に反応することがポイントになりそうです。

例えば、妻に「リビングの掃除をお願い」といわれたら「棚のほこりを取ってから掃除機をかけて、水拭きまでをすればいいんだよね」と具体的作業レベルに落とし込んで確認することで行き違いが防げるのではないでしょうか。妻の要求レベルを確認することで妻との認識のズレを埋めるのです。

併せて、妻に「次からはもう少し噛み砕いてお願い」と頼むことで妻にも情報の伝え方に配慮してもらうよう促しておきましょう。

方法4 分担を分かりやすく決める:家事分担の「見える化」をする

我が家で実践している具体策を2つご紹介します。2つともとてもおすすめですよ。

(1)世帯年収における各自が占める割合に応じて家事育児の分担を事前に取り決める

これは非常に明快で、合理的な方法なのでぜひおすすめです。例えば世帯年収の内訳が夫6割、妻4割であるならば家事育児の分担は夫4割、妻6割といった具合です。

ちなみに、我が家では年一回行う家計の棚卸の際に互いの年収をもとに配分の見直しをしているので、不公平感もなしです。

(2)やるべき家事(育児)作業の可視化をする

我が家では100均ショップで買った小さめのブラックボードに家事分担を表示しています。このボード導入の目的は、作業項目の可視化によって分担を明確にし、夫婦間で認識のズレを発生させないことです。

我が家は夫婦間の生活時間帯がずれているので直接コミュニケーションがとれる時間がほぼないからか、ミス・コミュニケーションがとても多かったのですが、今はこのボードがコミュニケーションツールとしてとても役立っています。


≪実際に私が使っているブラックボード≫

より快適な共働き生活を続けるために


お互いに不満を抱えたままの共働き生活はとても不幸ですよね。かつて我が家でも家事分担についてギスギスした時期がありました。当時は私も疲れ果ててしまっていっそのこと専業主婦になってすべてを解決してしまおうか、と何度も真剣に考えました。


結果的に、試練を乗り越えたことによって夫婦の団結力もワンランクアップできたように感じていて、あのとき仕事を諦めないで(色々な意味で)本当によかったと思っています。

経験して思うことは、共働きを維持し、世帯年収が下がらないようにするためには夫婦の団結は不可欠ですし、夫婦互いに歩み寄り、尊重する気持ちをいつも忘れずにいなくては簡単に破たんしてしまうということです。

今回ご紹介の内容が、皆さんがお困りの内容の解決のヒントになれば幸いです。(執筆者:山内 理恵)

《山内 理恵》
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山内 理恵

山内 理恵

39歳、主婦歴10年、ワーママ歴7年です。共働きで働く「バリキャリママ」。働くママという視点から同じ立場の方の役に立つような記事を書いていきます。持ち家(ローン返済中)、小学生と未就学児の子供が2人います。 寄稿者にメッセージを送る

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