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オーストラリアって暮らしやすいの? 移住した私の感想

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オーストラリアって暮らしやすいの? 移住した私の感想

≪オーストラリアのサーファーズパラダイス≫

私がオーストラリアに移住をしたのは、のんびりと豊かな生活をしたかったからです。ワーキングホリデーがきっかけでした。とにかく何でも広いオーストラリアですから、その点において特に豊かさを感じたのかもしれません。

日本は当時バブルで、皆がお金を使いたがった時代です。「お金=豊かさ」だと思っていた私は、お金がなくても豊かに生活できるオーストラリアに魅力を感じました

Tシャツに短パンにビーサン。日本では見ることのない古いボロの車がたくさん走っていました。お金を持っているように見えないのに、オージーは皆とても幸せそうでした。

今のオーストラリアは経済的に豊かになっているので、昔ほども古い車を見かけることはなくなったどころか、高級車も普通に走っています。当時ほど生活にゆとりを感じませんが(あくまで1年のワーキングホリデーだったので美化されていたのかもしれません)、日本よりはゆとりのある生活だと感じています。オーストラリアでの暮らしやすさについて簡単に紹介します。

オーストラリアの仕事事情


オーストラリアに移住する前は、子供なしのダブルインカムで生活をしていました。主人の会社の社宅に住んでいたので家賃が安くすみ、大阪に住んでいたので大助かりでした。


しかし、主人の帰りは毎晩10時過ぎ、子供がいれば、共働きは難しかっただろうと思います。土日はお休みでしたが、長期休暇といえば年末の公休と合わせて10日程度だけでした。それでも日本の中では恵まれた環境だったのだろうと、過労死や就職難のニュースを目にするたびに感じます。

日本に住んでいた頃は、働くために生きるのではなく、生きるために働きたいな、とよく考えたものです。オーストラリアでは少なくとも働くために生きているような人は見かけません

まず「残業」という観念があまりないように感じます。時間になったらすぐに帰宅ができるように準備をする人がほとんどです。

スーパーでは閉店時間前になると、お店に入ってくるお客さんを追っ払う役の人が店先に立っています。「ごめんねー。閉店時間だからもう入らないで。」という具合です。電車は遅れてくるのが普通でも、スーパーの閉店時間は遅れることはないのです。

次に、「年休」は消化しないと催促されます

日本のように年休を捨てることができないからです。年休を消化しなかった場合は、雇い主は消化していない年休をお金で支払わなければならなくなるのです。雇い主としては無駄な出費は避けたいですから、従業員に取り忘れている年休があれば、休むように促してくるというわけです。

そして多くの人は年休をまとめて取ることで、長期休暇を楽しんでいます。また10年勤めると特別休暇として2か月程度の長期休暇をもらえます。学校の校長先生が長期休暇で一学期間まるまるお休み、なんてことはよくあることです。海外の人が優雅に長期休暇を楽しんでいるのは、そういった事情もあるのです。

日本と異なるマナーへの意識

子育てについては、日本では経験したことがないので、比較ができないのが残念ですが、「ベビーカーでの電車乗車の問題」なんて記事を目にすると、オーストラリアで子育てができて良かったと思ってしまいます。

日本では、「他人に親切にするように」と教えられるのと同時に、「他人に迷惑をかけないように」とも教育されますよね。それなりの事情でベビーカーで電車に乗っているであろう人に親切にするべきなのか? 多くの人に迷惑をかけないように個人が我慢するべきなのか? 意見が二つに分かれても仕方がないのかもしれません。

オーストラリアでは他人に親切にしようとは教えられますが、他人に迷惑をかけてはいけないという点はあまり強調されないように感じます。むしろ、それとは逆にもなる、「自分を大事にしよう」が重視されています。自分を卑下せず、自分に自信を持つことは大切なことだと教えられるのです。

日本で育った私から見ると、子供の根拠のない自信には、時に笑ってしまいますが、学校生活を楽しむにはとても大事なポイントなってくるのかもしれません。「自分にはできない…」より、何でも「できる!」の方が生きていて楽しいに決まっていますから。

ざっくばらんにオーストラリアでの暮らしについてお伝えしましたが、今後もう少し詳しく紹介していきたいと思います。(執筆者:松下 歩)

《松下 歩》
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松下 歩

松下 歩

ワーキングホリデーでオーストラリアに渡ってから、オーストラリアに魅了される。長年の夢を叶えて移住を果たし、3人の子供を産み、子育て真っ最中。日本では看護師として病院に勤務し、シドニーでも看護助手として老人ホームで働いていていました。ブリスベンへの引っ越しを機に退職し、子育てに専念。現在はフリーランスとして新たな出発を始め、子育てや家事との両立を目指して働いています。 寄稿者にメッセージを送る

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