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SMAP解散騒動で大注目の「夫の転職」と「嫁ブロック」問題

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SMAP解散騒動で大注目の「夫の転職」と「嫁ブロック」問題

2016年の年明け早々に大きな話題となったSMAP解散報道。


今回大きな騒動に発展した要因の一つがキムタクの動向と伝えられています。キムタクの奥様が「嫁ブロック」を発動した影響が大きいのではないかとさかんにネットでも噂されていますね

SMAP世代の私なんかはいちファンとしてドキドキハラハラと見守る一方で、「なんか、彼らも私のような平凡なサラリーマンの葛藤と一緒なんだな…、きっついなぁこの選択、この状況」などと冷静な部分もあったり。

今回の騒動を一般人になぞらえると転職にまつわるアレコレだったといっても差し支えないかと思います。

SMAPの「転活」が前向きな理由か、それとも後ろ向きな理由からだったのかはさておき、一般の人でも理由はどうあれ転職しようとすると妻や夫、親など家族からの反対に合うことがほとんどでしょう。

今回は転職をしようと決めたときに、乗り越えなくてはならない問題「嫁ブロック」にどう向き合い、解決していくべきか考えてみたいと思います。

にわかに注目された「嫁ブロック」という言葉


旬なキーワード「嫁ブロック」とは、妻に転職を反対されたり、転職活動を阻止されたりすること

です。


実績を見込まれて声を掛けられて、等のよほどのことでない限りは一般的に、転職するたびに年収は下がると言われていますから、妻が不安に思うのはごもっとも

また、経済面だけでなく妻自身の自尊心の問題も多いそうです。

夫の勤め先やそこでの肩書きが妻自身の自尊心を満たす大きな要因となっている場合は、今以上の企業や肩書きが条件の転職でなければ妻は難色を示すのも納得できます。

仕事において「成し遂げたいことがある」等、常に上へ目を向けている人なら次のステップへの挑戦の意欲が生まれてくるのは自然な流れです。個人的にはチャンスがあれば大いにチャレンジすべき、とも思います。

しかし家族に対して背負っている責任や義務をうやむやにしたまま転職希望を口にしてしまってはただのわがまま、独りよがりになってしまいますね。

とはいえ、夫自身の生き方や尊厳の問題もありますから、転職を決めたなら、家族に対する責任と義務をしっかり果たして妻の不安を払拭することこそが「嫁ブロック」対策となるのではないでしょうか。

転職希望の夫がするべき5つのこと


妻の立場からみて「これなら夫のチャレンジを応援できそう」という5つのポイントをご紹介します。


【充分な貯金を確保し、妻に提示する】

転職活動中の生活費の心配を取り除けるだけの充分な貯金額を確保しておきましょう。

失業保険は退職してすぐには支給されません。ブランクを開けずに再就職できる確約があるならば必要ないかもしれませんが、充分な生活資金の提示は説得材料として必須です。

万が一、貯金もないのに転職したいなどと私の夫が言い出したとしたら、「しっかり貯金できてからまた話そう」、と言って私なら大反対します

十分な準備もないまま思いつきでするような転職がうまくいくはずないと判断するからです。

【ライフプランを共有する】

これは次にお話する【正直に話す】にも通ずるのですが、生き方や働くに関する価値観、求める生活レベル等々を夫婦で共有しておきましょう、ということです。

例えば私の夫の職業は技術開発職ですが、彼からは「今の会社で吸収できる技術を全部モノにしたら、自分はもっと上の技術を求めて転職するから」と常々聞かされています。

私には彼の生きざまを受け入れ、応援する覚悟ができているのです(ある意味洗脳されている、とも…)。

年収は最悪半分くらいになるかも、とも言われていますがそこは私の収入でカバーできる範囲内だからOK。(それ以下なら全力でブロックします!)

我が家では、仕事においてステップアップのための転職ならばお互いに原則応援しあうという暗黙の了解ができているのです。

何を見て生きていくのか、見ているものは何か、これが夫婦間で食い違っているとチャレンジのために転職したいと夫が思っても、妻から「収入も、肩書きも満たされているのに、何が不満なの? 理解できない! 」とブロックをくらう確率は非常に高くなるということなのです。

【正直に話す】

妻に対して、「どうせ話しても理解してもらえないだろう」という思い込み(決めつけ)をしていませんか?

そう決めつけて口を閉ざしてしまうのは、妻に転職を応援してもらうチャンスを自ら閉じていること。もったいない! と思うのです。

妻相手に議論をしてもどうせムダ、そう諦めずに妻にも理解できるように丁寧に根気よく、なぜ今転職なのか、転職によって何を成し遂げたいのか、自分の気持ちを正直に妻にぶつけてみたら、あんがい冷静な話し合いの場になるかもしれませんよ。

家族がいる人の転職は個人の決断ではなく家族としての決断です。妻や家族に対する説明責任もあります。

思い切って、転職を考えるに至った経緯や想いを腰を据えて話してみてはいかがでしょうか。

【妻の不安ポイントに寄り添う】

女性は安定を好む生き物です。特に子供がいる場合はなおさらです。それは女性の本能ともいえるもので、決して夫の人格や生き方を軽んじているわけではないのです。

そのことを理解しつつ「では、うちの妻は何に不安を感じているのか」を探り出し、分析、対策をしておきましょう。

収入が下がることなのか、夫が自慢の肩書きを失うことなのか、それ以外なのか。

妻の不安な気持ちや恐怖心を頭から否定せずに、まずは寄り添う姿勢を見せることが説得成功のための「根回し」であり、ポイントではないかと思います。

【メリット・デメリットをプレゼンする】

転職せずに現状維持する場合と、転職した場合のメリット・デメリットを対比表にしたものを用意し、妻にプレゼンする作戦はいかがでしょう。

一般的に女性がちょっと苦手とされている「頭で整理し、理解する」作業を手助けしてくれます。

また、口でうまく説明することが苦手な方や、妻相手に仕事について語るのはちょっと気恥ずかしいという方にとってはお助けアイテムになってくれますしね。

紙に手書きでも、得意のパワポででも、何でもいいと思います。妻にウケが良いように女性好みのフォントや文字色に凝ってみたりすると妻の食いつきが変わってくるかもしれませんよ。

「責任」を果たすのは大前提


繰り返しになりますが、夫の転職は家族としての決断、そして一大事ですから、嫁ブロックはどうやっても起こるもの。


その摩擦を少しでも小さくするために上手に段取りすることやじっくり話し合うことが、前向きな転職を妻に応援してもらえるか否かの分かれ道になるのではないでしょうか

転職はきれいごとだけでは済まされないこともたくさんあります。収入に直結していますものね。とはいえ、収入確保のためだけに自分をすり減らして生きるのはとても苦しい生き方です。

家族の人生であると同時に、自分の人生でもあるので、両者のバランスを見極めつつ妻も自分も納得のいく選択をしていきたいものですね。(執筆者:山内 理恵)

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《山内 理恵》
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山内 理恵

山内 理恵

39歳、主婦歴10年、ワーママ歴7年です。共働きで働く「バリキャリママ」。働くママという視点から同じ立場の方の役に立つような記事を書いていきます。持ち家(ローン返済中)、小学生と未就学児の子供が2人います。 寄稿者にメッセージを送る

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