【インタビュー】地方で半セルフビルドして自由な暮らしを手に入れたママ»マネーの達人

【インタビュー】地方で半セルフビルドして自由な暮らしを手に入れたママ

セルフビルドという言葉をご存じですか? その名の通り、自分自身で建てる、という意味です。


≪こんなおうちが建てられる!?≫


憧れのマイホーム、手に入れるにはやっぱりお金がかかってしまいますよね。理想通りの家を作りたくても、予算面で妥協しなければならないことも珍しくありません。

とは言え、素人が一から家を建てるというのはかなり無謀なもの。すべてを手作りすることはほとんど不可能でしょう。

でも、できる範囲でセルフビルドする、ということは可能です。

今回は、自分たちでできるところをセルフビルドして憧れの一軒家を購入したママにインタビューさせていただきました!


≪ハロウィンのときの飾りつけ、かわいいですね!≫



3人の娘を持つママ、Chieさん



Chieさん(30代後半) 滋賀県在住


【家族構成】
夫 40代後半
長女 9歳
次女 7歳
三女 3歳

Chieさん自身もフルタイムで働く共働き家庭です。


家を買うきっかけを伺いました


――まず、今のご自宅を購入されるきっかけは何だったのですか?

Chieさん:長女がまだ9か月ぐらいだったとき、琵琶湖周辺をドライブで訪れ、ここの雰囲気に魅了されたのがきっかけでした。日本なのに海外のビーチにいるような雰囲気があるんですよね。

琵琶湖を眺めながら食事ができるお気に入りのカフェを見つけて、8年間ほどは年に数回ドライブで来ていました。

そうして訪れる中、たまたま不動産の広告を見ると今の家の土地が売りに出されているのを見つけました。

「いつかこんなところに住みたい」という思いがあったため、早速主人と相談して土地を購入することにしました。

――この土地への愛着があったからこそ、その土地との運命の出会いがあったのかもしれませんね。


セルフビルドしたのはどこ?



≪作業中のご主人≫


――セルフビルドは割合でいうと全体のどれぐらいでしょうか?

Chieさん:約3分の1ぐらいかな、と思います。家を建てるというのは、基礎工事や大工工事、内装工事や水道工事などいろんな工事が重なり合っているもの。

各担当の方がタイミングを合わせながら工事を進めていく中で、自分たちでできそうなことややらせていただきました。


≪家が出来上がるまでの写真をたくさん残しておられます≫



――普通に建てるとかなり費用がかかりそうな素敵なおうちですが、どのあたりを自分たちで施工されたのですか?

Chieさん:家の断熱材を設置、塗装、床のフォローリング、シャワー室の設置、キッチン組み立て設置、廃材処理・リサイクルなどです。


≪Chieさんも作業中≫


――お子さんたちもお手伝いされているんですよね。こんな経験ができるのは羨ましいです。

Chieさん:そうですね、家を建てるという経験は滅多にできることではないので、子供たちにとっても良かったかな、と思っています。

――ちなみに、建築期間としてはどれぐらいかかっているんでしょうか?

家の建築許可申請だけで約1年半、建築は1年弱ほどかかっています。


≪断熱材を入れる作業はセルフです≫



なぜ、セルフビルド?


――セルフビルドを取り入れようと思われたのは、どうしてでしょうか?

Chieさん:一番は、自分たちが住む家にどういった建材、素材が使用されていて、どういった工程で家というものが建つのか、ということを自分たちで検証してみたかったためですね。

少しでも環境への負担が少ないものを、という視点で材料を仕入れたりもできました。

また、自分たちの手で建てることにより、より家への愛着も増すかな、という考えもありました。


≪どんな仕上がりになるか、楽しみです≫


――ちなみに、節約効果はありましたか? セルフビルドによってかえってお金がかかる、ということは無いのでしょうか?

Chieさん:わたしたちのケースでは、結果的には建築総額の半額、つまり2000万円ほどの節約になったと思います。

円高の時期にタイミングよく材料を輸入できたのは大きかったですね。

――輸入ですか! どのようなものを輸入されましたか?

Chieさん:断熱材、薪ストーブ、塗料などは輸入ですね。

また、もちろん、自分たちでできることをやった、ということでも工事費を圧縮できましたよ。


≪後ろに見えるのは薪ストーブ≫



≪季節ごとに様々な表情を見せてくれるリビング≫



家を建ててみて、後悔はない?


――部分的にとは言え、セルフビルドを取り入れるのは大変な部分もあります。Chieさんご自身はどのような点が大変でしたか?

Chieさん:工事のタイミングを上手くキャッチしてセルフビルドを進めたり、途中で改善したい点があっても上手くできなかったこと……ですね。

家を建てる際の工程を事前にもっと理解していれば、もうちょっとスムーズに進められた部分はあるかな、と思います。


≪開放的な広いリビング≫


――失敗したな~と思うところってありますか?

Chieさん:電気配線関係は、もうちょっと改善の余地があるな、と思っています。コンセントやスイッチの位置だとか照明だとか、この辺りはもうちょっと使い勝手を良くしたかったですね。

――やっぱり、完璧に、というわけにはいきませんよね。ただ、コンセントの位置や数などは一般的にも後悔しやすいところなので、セルフビルドじゃなくても事前にしっかり考えておきたいところかもしれません。

Chieさん:全体的にはとても満足していますね。今の家族構成にとっては、必要な機能や空間が揃っているので、快適です。

また、お友達や家族など、たくさんの人が集える場所としても最適な家だと我ながら思います。

――本当に、「わたしもこんな家に住みたい!」と思うほど素敵なおうちです。本日はどうもありがとうございました!


≪よくホームパーティもするそうです≫



まとめ セルフビルドはやってみる価値あり!


実際にセルフビルドを取り入れた方のお話を聞いてみて、このようなメリットがあるんだな、ということが分かりました。


≪大きなブラックボード(黒板)!≫


部分的セルフビルドなら働きながらできる


セルフビルドの割合にもよりますが、部分的であれば働いている人でも休日を利用したりしてセルフビルドを取り入れることは可能なようです。

節約は可能


2000万という節約効果にはわたしも実は腰を抜かしそうになったのですが(笑)、節約になることは間違いなさそうです。

また、セルフビルドというのは、ただ自分たちでできる施工をするというだけなく、必要な材料を仕入れる、工事関係者との調整というマネジメントも含まれるのだな、と気づけました。

節約以外のメリットもある


自分たちの住む家がどのようにできあがっているのか、というのを身を持って知ることができますし、その分愛着も増しそうですよね。


≪素敵な家も低予算で建てられる≫


マイホームを買う場合、普通はプロにお任せするものです。でも、自分たちでできるところだけでもセルフビルドする、というやり方があってもいいですよね。

もともとDIYが好きな方なんかだとできる範囲は多いでしょうし、そういった経験がまったくなくても、比較的素人でも挑戦できる塗装などであればできるのではないでしょうか。

セルフビルドによって予算を抑えれば、こだわりたい部分にお金をかけることもできますから、取り入れてみてもいいのではないでしょうか?(執筆者:吉見 夏実)

この記事を書いた人

吉見 夏実 吉見 夏実»筆者の記事一覧 http://manetatsu.com/author/nyoshimi/

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど

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