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投資は「大きなリターンを狙う」より「早く行動して長く続ける」ほうが重要

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投資は「大きなリターンを狙う」より「早く行動して長く続ける」ほうが重要

株で儲けるためには

私は株で儲けるためには、いかに大きなリターンを狙うかと考えるよりも、少しでも早く行動して株を長く続けた方がリターンは大きくなると思っています。

その根拠ですが、株式投資をする上では時間の力を有利に利用できるからです。


複利の効果について

人類最大の発明は複利であるとアインシュタインが発言したのは有名な話ですが、複利の効果はそれだけ力があるということです。

複利とは投資元本に対する利息という意味で、時間がたつほど増えていくスピードに加速がついていきます

配当利回りだけで年2~3%程度出している株は珍しくありません。

そんな株をいくつか保有しておけば株価は同じでも、保有期間が長くなるほど資産は積み上がっていくのです。

100万円を1年保有しただけでは2万円の利益にしかなりませんが、10年保有を続ければ121万8,994円に。

30年保有を続ければ配当金の再投資だけで、最初の100万円が何と181万1,362円まで膨らみます。

株式のリターンを年2%、配当2%と合わせて4%と仮定して計算すると、最初の100万円は10年で148万円に。

30年も株を続けると、324万3,398円になるのです!

この利回りを短期間で出そうとすると、相当リスクの高い投資になります

企業規模、利益拡大での複利の効果

さらに、複利の効果は企業規模、利益拡大についても言えます。

例えば…
A社

売上100億
1株利益100円
株価が800円

この企業が年率10%で拡大を続けたとすると、10年後30年後にはどんな企業になっているでしょうか?

(もちろん毎年順調に拡大することはありませんが、それでも売上、利益が10%伸びるのは珍しいことではありません。)

計算をしてみると…

10年後 売上高259億円 純利益20億円

30年後 売上高1,744億円 純利益139億円

1年目の1株利益は100円でしたが、10年後は259円に、30年後は1,744円という結果になります。

一株利益と同じ伸び率で株価を計算しても、株価が800円だったA社の株価は10年後には2,072円に。

30年後には1万3,952円になる計算です!

A社が毎年2%の配当金の出していたとしたら、資産はもっと増えているはずです。

こんな会社をあなたが30歳までに保有出来ていたら、定年後も安泰ですね。

自分が働かなくても、運用益と配当金で富を得られるのが、株の大きな強みの一つです。

定期預金は元本が目減りするリスクはありませんが、利息はほとんどありません

さらに今後はマイナス金利の影響で、定期預金や国債の利息はますます減っていくはずです。

少しでも早く行動して株を長く続けること


最後に、投資に興味を持たれている方に私から言えるアドバイスは、大きなリターンを狙おうと考えるよりも、少しでも早く行動して株を長く続けることです。

人より遅れてスタートして早くゴールしようとするのは、複利の効果を考えてみると、かなり難しいです。

勉強もスポーツも音楽の世界でも同じですが、若いころから努力を積み上げていた人のほうが有利です。

それと同じで、人よりも早く投資をするほうが有利なのです。

この時に注意することは、日々の相場に一喜一憂しないこと、常に長い目で見ながら判断することです。

近視眼で見ると相場はダイナミックに動いておりますが、それに振り回されないことが大切です。

株価が大きく下げたときに、暗い気持ちにならず、逆に割安で株価買えるチャンスという気持ちで望んだほうが良い結果になります。(執筆者:坂本 彰)

《坂本 彰》
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坂本 彰

坂本 彰

株式会社リーブル 代表取締役 サラリーマン時代に始めた株式投資から多くの失敗と経験をし、株で勝つためのルールを学ぶ。11万円の資金から始めた株式投資は2015年に資産5000万円、利益3000万円に。現在、自分自身の経験、成功法則を基に独自の銘柄選定ノウハウを有料会員様に向けて提供。投資助言・代理業取得済。1976年生まれ。趣味はジョギング、バイオリン、旅行、読書。メディア掲載歴 BIGTOMORROW、週刊現代、マネーポスト、週刊SPAなど。 寄稿者にメッセージを送る

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