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介護保険で福祉用具をレンタルしたらどれくらいお金がかかるのか?

シニア 介護
介護保険で福祉用具をレンタルしたらどれくらいお金がかかるのか?

介護保険で福祉用具貸与のサービスがあり、

・ 電動ベッド
・ マトレス(床ずれ防止用も含む)
・ ベッド柵やベッドで使えるテーブル
・ 車いす(電動も含めて)
・ 手すり
・ 歩行器
・ 杖

などがレンタルできます。

中には、レンタルできない物もあり、それは購入しなければなりません。

介護保険で福祉用具貸与出来るものと値段

特殊寝台(いわゆるベッド)

病院で使われているような高さや頭元などがボタン1つで上下するものです。高さを変えることができるので、介護する者にとっては介護しやすくなります。

特殊寝台レンタルの価格は1か月、1割負担の方で750~1,250円です。

これにベッド柵1月1割負担の方で1本20円くらいです。ベッド全部を囲むと4本で80円程度です。

マトレスは一般的なものであれば、1か月1割負担の方で200~500円程度で、床ずれ防止マットになりますと金額が500~1,500円程度になります。


車いす

自分で動かすことができる自走式と介護者が動かす様の介助用があります。自走式も介護式も金額は同じで、1か月1割負担の方で350~1,000円程度。

電動車いすは1か月1割負担の方で2,500~3,000円程度になります。

歩行器

病院でリハビリの時に使用するタイプのものから、街で見かける高齢者が使用しているバギータイプのものもあり、1か月1割負担の方でだいたい300~500円程度です。

手すり

市販のベッドを使っておられる方でベッドサイドに置くものや玄関、部屋の真ん中にもつけることができます。

また、トイレの便器に合わせて置けるタイプにものもあります。金額は100~1,000円程度です。用途で金額は変ってきます。

つくところが4点になっているタイプのもので80~100円程度です。

よく街でついておられる1本の杖は購入になります。金額は結構高くて、4,000~1万5,000円程度です。この杖に関しては介護保険からの補助はありませんので、全額自費になります。

レンタルできない福祉用具

どんなものがレンタルできないのでしょうか?

簡単に言うと素肌が触れるものはレンタルできないと思ってもらえばよいと思います。

例えば…

・ ポータブルトイレ
・ 浴室で使用する椅子
・ 浴槽の中で使用する椅子

などです。

このレンタルできない福祉用具は特定福祉用具と言われており、市町村で10万円まで補助がでます。その自己負担はそのうちの1割~2割です。

ポータブルトイレ

2万5,000円~10万円程度で、自己負担は1割の方で2,500~1万円で、2割の方は5,000~2万円になります。

浴室で使う椅子と浴槽の中の椅子


市販の物より安定感があり、座面の高さが立ち上がりやすいように高くなっているのが特徴です。

また、浴槽の中の椅子というのは、浴槽が深い場合、下に座りこんでしまうと立ち上がりにくいので、浴槽の中に沈めて使う椅子のことです。

金額はどちらも1万~3万円程度です。自己負担は1割の方で1,000~3,000円、2割の方で2,000~6,000円になります。

市町村の特定福祉用具購入費の補助は1年間に10万円の補助ですが、同じ物を購入できないなどの規定もありますので、確認されるとよいでしょう。(執筆者:天海 文香)

《天海 文香》
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天海 文香

天海 文香

1965年生まれです。看護師として20年病院勤務をしておりました。病院勤務の時に訪問看護室へ異動し、在宅看護のやりがいを感じ、現在、ケアマネジャーとして、高齢者の方の在宅生活をサポートしております。 寄稿者にメッセージを送る

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