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今後、期待される「介護ロボット」 経済的、身体的負担が大きく軽減される

シニア 介護
今後、期待される「介護ロボット」 経済的、身体的負担が大きく軽減される

いろんな介護ロボットが開発されているのをご存知でしょうか? 調べてみるといろんな物がありました。

現在では、施設で利用されているものがほとんどなのですが、今後、個人向けの介護ロボットも開発されています

個人向けの介護ロボットが販売されれば、在宅介護の経済的な負担はどうなるのでしょうか?


個人向けに販売予定の介護ロボットは?

個人向けに販売される予定の介護ロボットは、排泄予知「D free(ディーフリー)」という介護ロボットです。


≪画像元:https://readyfor.jp/projects/DFree≫

この介護ロボットは、下腹部に石鹸くらいの大きさの器械を装着すると、排泄の10分前にお知らせしてくれるのです


≪画像元:https://readyfor.jp/projects/DFree≫

メリットは、お知らせがあれば、トイレでの排泄が可能になり、オムツの使用量は減るでしょう。また、トイレで排泄することによって、残尿が少なくなり、尿路感染の防止にもつながるでしょう

デメリットといえば、器械のことですので、うまく感知することができるのかどうか、客観的に見て不安に思います

また、排泄は、腹圧をかけるなど、筋肉を緊張させたり、弛緩させたりしながら排泄をしています。トイレに座ったからと言って、排泄ができるのかどうかと思います

経済的負担は大幅に軽くなる

しかし、これが開発され、個人向けに販売されれば、オムツを使用している方の経済的負担は大幅に軽くなるのではないかと思います

以前にお話ししたように、寝たきりの方がオムツを使用されている場合、1か月に約1万円はオムツ代としてかかります。この「D free(ディーフリー)」の価格は2万4千円です。約2.5か月分のオムツ代で購入ができるのです

全くオムツを使用しなくてよくなるとは考えにくいですが、うまくいけば、大幅にオムツ代を減らすことができるかもしれません。大いに期待したいです。

現在の介護ロボットの種類は?

一般的には見かけませんが、介護ロボットはいろいろと開発されています。現在では、ほとんど施設で利用されています。

ロボットスーツ


≪画像元:http://www.cyberdyne.jp/≫

これは、介護者に装着するのですが、片腕で約80㎏、両腕で約160㎏の力を発揮することができます。片手で一人の人間を抱えることができるのです。介護していて、一番の負担は移動・移乗です

ベッドから車いすへの移動、車いすからトイレの便座への移動、この動作で腰を悪くする介護者は少なくありません。介護者の負担はかなり軽減されるでしょう。

リーバ


≪画像元:http://rtc.nagoya.riken.jp/RIBA/≫

この介護ロボットは、介護ロボットが抱きかかえてくれます。最大61㎏の方しか抱えることができませんので、男性の方を抱えるのは無理かもしれません。

後はロボットに抱えてもらう事に不安を感じる人がいるのではないかと思います。 

その他、自動排泄処理装置といって、自動で排泄を感知し、吸引した後、おしり、ビデ洗浄から乾燥までをしてくれる介護ロボットがあります。

しかし、これでは下着をつけることができないので、不快に思われる方もいらっしゃるのではないかと思ってしまいます

施設で介護ロボットを導入する時、都道府県により補助金が出ます!

また、介護保険でレンタルできる介護ロボットもあります!

都道府県によりますが、施設で介護ロボットを導入する際に、導入資金の半分を補助金として補助を受けることができます

また、自動排泄処理装置は、介護保険でレンタルできるものも出ています

介護ロボットというと、本当のロボットをイメージしてしまいますが、車に車いすごと乗れるような車に装着されているものも介護ロボットの種類の中にありました。

いろいろと介護で利用されている機械の中には介護ロボットに分類されているものも多くあるのかもしれませんね。

最後に

介護の現場は常に人手不足です。続けたくても、身体的負担が大きく続けられなくなる方もおられるでしょう。

介護ロボットがどんどん開発され、リーズナブルに利用できるようになれば、介護者にとっても利用者にとっても喜ばしいことです。(執筆者:天海 文香)

《天海 文香》
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天海 文香

天海 文香

1965年生まれです。看護師として20年病院勤務をしておりました。病院勤務の時に訪問看護室へ異動し、在宅看護のやりがいを感じ、現在、ケアマネジャーとして、高齢者の方の在宅生活をサポートしております。 寄稿者にメッセージを送る

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