アメリカは破綻しない

  ここ最近、良く頂くご質問は、「アメリカが破綻したら、どうなる?」あるいは「資産を預けた保険会社が破綻したら、どうなる?」といった類のご質問が多いのですが、米国債がデフォルトを起こすようなことがあれば、世界中の経済が破綻し、どのような金融商品でもその影響を避けることはできないでしょう。資産を預けた保険会社が破綻したら、元本保証型のプランでも元本が毀損することになるでしょう。では、そのような事態が起こる可能性が何パーセントぐらいあると皆様はお考えなのでしょうか?

  米国債がかなり高い確率で、数年以内にデフォルトを起こす可能性が高いのであれば、私はいますぐこの仕事を辞めて、自己資金で買えるだけの食糧と農地を買い占めて、世界経済の破綻に備えて、自給自足で生活できる準備を始めるでしょう。本当に数年以内に米国債がデフォルトを起こす可能性が高いのであれば、いまの時点で穀物や石油の価格が高騰してもおかしくありませんが、実際にそのような動きにはなっていません。

  次に破綻する保険会社がどこかを予想するのも難しいですが、基本的には保険会社が本社を置く国のソブリン格付けが高い保険会社を選択しておけば、保険会社が破綻して元本が毀損するリスクを最小限に抑えることができます。

  次にどこの国でデフォルトが発生するかといった個人レベルでは論じてもあまり意味のない世界的な問題に労力を使うよりも、もっと他に個人レベルで考えるべき現実的な問題が日本国内に沢山あるのではないかと、私は思います。

この記事を書いた人

木津 英隆 木津 英隆()»筆者の記事一覧 (47) http://www.kenshin.com.hk/

謙信アセットコンサルティング(香港)代表取締役CEO
1974年3月9日生まれ、長崎県出身、1996年青山学院大学法学部卒。ロイター通信(香港)、米系格付け会社S&Pを経て、2009年より現職。所属IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)のGRANDTAG社はアジア各国に600名の資産運用コンサルタント、25,000名の顧客を擁する香港系大手IFAの一角。お客様のライフプランに沿って、元本確保を最優先とし、オフショア投資商品、個人年金プラン、貯蓄型生命保険、相続対策商品などをご提案。また、香港の優れた金融サービス、投資優遇税制、年代別資産運用方法などについて、初心者にも分かりやすい小口投資家向け「海外で作る自分年金セミナー」を各地で開催。皆様に信頼して頂ける資産運用コンサルタントとなることを目指して積極活動中です!
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