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高くついた思い込み 投資での大失敗が人生を教えてくれた。

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人は成功からは学ぶことができず、失敗から学び成長していくといわれています。
失敗のデパートであるわたしには話題は事欠きませんが
今日は投資、いや投機での失敗のお話をします。

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わたしは今でも忘れないようにしていることがあります。
それはあの日の大失敗のことです。
ワンクリック100万円の損をしたときの話です。

情けない話ですが同じ経験をしてほしくないので
あえて恥を晒しておきます。

サブプライム問題やリーマンショックで大揺れだったとき
わたしは先物売りとプットオプションで利益を上げていました。
方向性は今でも間違ってなかったと思っています。

しかし当時のわたしは今以上にこころも技術も未熟でした。
このポジションで間違いないという思い込みがありました

あのとき、そのポジションの損失が広がっていきます。

20万円、40万円、60万円・・・・
損切りポイントはとっくに過ぎています。
しかしこのポジションは間違っていない。という考えが邪魔します。

そしてついに90万円まで来たときに覚悟をします。
100万円負けになったら機械的に損切りしよう。
でも正直に言えばまだ負けるとは思っていませんでした。

しかし、、いややっぱりその日は翌日にやってきました。
『このクリックで100万円の負けが確定か・・・』
この瞬間を絶対に忘れないようにしよう!!

そうこころに決めて、いや1度ためらって再度、、、自分に腹を立てながら
『ポチっとな』といいながら押しました。
すっきり100万円消えていきました。

絶対に忘れないぞ!!

相場というのは経験で言えば負け組みが相場を作ります。
勝ち組は黙って利が乗るのをみるだけです。
その後、何事もなかったかのように株価はやはり下落していきます。

こころが未熟すぎました。

人生すべて同じです。
またいつ今度は人生で損切りを余儀なくされるときがくるかもしれません。
そのときはもっと早く『ポチっとな』といいながらクリックします。

早い見切りが大怪我をしない
元本があれば何度でも勝負できます。

書いているうちに情けなくなりましたのでこのへんで。。。。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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