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オフショア・カンパニーの設立費用と設立手続きを解説

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  オフショア・カンパニーを設立するにあたっては、まず法人形態をどのような形態にすべきかを決める必要があります。重要なことは、オフショア・カンパニーを設立して、その法人を利用する目的です。その目的に応じた設立と運営を行うことが何よりも大切なことです。

  無計画に設立すると、後々に思わぬコストや問題が発生しますので、充分な検討そして細心の注意が必要です。特に節税を目的とする場合には、慎重に仕組みを構築する必要があります。 そして最も重要なことは、全てにおいて、何一つ誰にも知られないことです。

  日本では、「隠すことは、やましい。」と考えられがちですが、海外では、「必要なこと以外は、教えない。」ということの方が一般的です。日本人の中には、一部の方ですが、オフショア法人を設立したことを自慢げに知人や友人たちに話す方がおられますが、決してプラスに働く言動とは言えません。

  さて、そのオフショア・カンパニーの設立に関してですが、BVIに関して言えば、現地に日本語対応の代行業者が複数あり、設立費用はおおむね20万円から30万円ぐらいです。登記に関しては、既に法人登記が完了しているシェルフ・カンパニーを購入する方法と、新たに法人名を申請する方法があります。当然、出来あがったシェルフ・カンパニーを購入する方が、時間とコストは大幅に削減出来ます。

  手続きは、類似商号の確認から始まって、登記完了まで、約3週間ほどの日数が必要となります。そして設立登記完了後に本人(代表者)が渡航して、海外(銀行)口座の開設手続きを行い、法人業務を開始する段取りとなります。最低資本金の制限は特に設けられていませんし、ノミニーという会社の役員、株主が秘匿される設立も可能ですが、当然のことながら犯罪捜査に関しては開示義務があります。

  以上が設立までのフローと諸事項ですが、オフショア・カンパニーを維持継続するためには、毎年において法人許可の更新が必要となります。その更新費用は、おおむね20万円ぐらいで、これがオフショア国家の収益となります。

  歴史的円高の今、マーケットを海外に求める中小企業や、資産運用を海外で行う個人投資家にとっては、オフショア・カンパニーの設立は、まさにタイムリーなトピックであり、検討・検証の価値があると言えます。

《桐山 一人》
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桐山 一人

桐山 一人

株式会社ノマド・グローバル 代表取締役 健康で活き活きと過ごす人生、世界を視野に入れたグローバル・ライフ「ノマド・ライフ」を提唱し、若年層を中心に多くの人々の共感と支持を得る。「若い人こそ、お金の無い人こそ、海外に目を向けた資産形成を検討すべし」と若年層を中心の資産運用のコンサルティングを得意とする。 年間のうち100日以上を海外で過ごす自他ともに認める「Nomad」自由人である。ファイナンシャルプランナー・中小企業診断士・ロングステイアドバイザーの資格を持つ。 寄稿者にメッセージを送る

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