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喫茶店で聞こえてきたご婦人3人の生命保険見直しの話

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  先日、新宿の喫茶店でゆっくりコーヒーを飲んでいました。広い店舗ですが15時すぎにもかかわらず満席に近い状態ですわたしの隣には30代後半と思われるおしゃれなご婦人3人が雑談に華を咲かせています。お買い物帰りのようです。コーヒーを飲んですぐに飲み帰ろうと思ったが、つい長居。それはご婦人方が綺麗だったからなどの理由ではなく、3人の話が面白く、特徴的だったから。

  コーヒーをおかわりして『本を読む振り』をして聞いているとこどもの部活(1人がサッカー部らしい)でのケガの話から生命保険の見直しの話になってきました。ますます席を立てないなど考えながらさらに『本を読んだ振り』をしていると、こんな会話になってきました。

A『保険高いので見直さないと』
B『うちもこないだ見直したばっかり』
A『安くなった?』
B『かけ捨てになったけど結構安くなったよ』
C『わたしも相談したけどなんかピンとこないのよね』
B『わたしも全然わかんない』
C『(Bに向かって)見直しした時に詳しく聞いたんでしょ?』
B『もう忘れた。安くなったからいいし』
A『駅前に保険屋さんができたんだけどそこ行こうかな』
B『わたし、そこに行ったの』
C『でもわかんないでよく保険の見直しなんかしたわね』
A『安くなったからいいんじゃない』
C『えーわかんないものに何万も払うのやだぁ』
B『でも店も綺麗だったし、いろんな保険扱っているし。』

  こんな会話が長々と続いていきます。そして聞いているうちにだれが1番賢く、家計年収が高いかまでわかってきました。言葉は知性を映し出し、それが収入にあらわれるのだろうか手っ取り早くなにかを得ようとする人はそれ以上に大きなものを失っていることにも気がつかない。

  すべての基本は人選びそんなことを考えながら席を立った。Cに名刺を渡せばよかったかな。それにしても大きな声の3人でした。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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