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標準利率引き下げ 2013年4月以降の生命保険料はどう変わる?

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  みなさんは「標準利率」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 生命保険の保険料を設定する際のベースとなる利回り(集めた保険料を将来にわたってこれくらいで運用できるだろうという利率)のことを「予定利率」というのですが、目安になっているのが標準利率です。毎年9月に金融庁が算出します。

  標準利率を決める際の基準になるのは、新発10年国債の過去3年間の平均利回りです。2012年9月4日にあった国債の入札結果を受け、2001年以来、12年ぶりとなる引き下げになりました。

  引き下げ率は0.5%。現行の年1.5%から1.0%になります。標準利率の改定は来年(2013年)4月以降なので、その位のタイミングで生命保険会社が保険料を上げる可能性が出てきました。

  これを受けて生命保険会社はどんな行動にでるか?

  保険料には保険金等の支払いに充てる純保険料とは別に、保険会社の経費や利益にあたる付加保険料があります。利益を圧縮して値上げを見送るところもあるかもしれませんが、結果はいかに? 保険加入または保険の見直しを検討されている方は要チェックです。

《柳澤 美由紀》
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柳澤 美由紀

柳澤 美由紀

関西大学社会学部(産業心理学専攻)卒業。リクルートグループで広告制作を手掛けた後、1997年ファイナンシャル・プランニング会社に転職。2009年(株)家計アイデア工房を設立、代表取締役に就任する。公平中立なファイナンシャル・プランナーとして、家計の見直し相談を中心に個人相談、執筆・監修、講演、家計に役立つ商品(袋分け専用財布、エンディングノート)の企画販売等を手掛ける。心とお金のルールを変えれば、人生は劇的に楽しくなる、が持論。社会資源と各種シミュレーションを駆使したアドバイスが得意。著書は「書き込み式 老後のお金の『どうしよう?』が解決できる本(講談社)」「よりぬき 運用以前のお金の常識(講談社)」「保険料あなたはたくさん払いすぎ(あさ出版)」など多数。 寄稿者にメッセージを送る

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