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緊急特別企画!金持ち父さんとはなんだったのか?その2

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  前回からの続きです。金持ち父さんに大きな影響を受けた私ですが、まず最初に習ったことは「お金とは何か?」ということです。もし、「お金とはなんですか?」と聞かれたら、なんと答えますか?

  実は、私はこの問を会う人会う人にしています。そして、最近わかったことがあるのですが、この問に関する答えで、その人の性格がなんとなく分かります。なぜかというと、私が金持ち父さんから教わった答えに起因しています。私が「お金とはなんですか?」と尋ねられたら間違いなく「感情です。」と答えます。この答えとは恐怖と欲望という感情です。

  「お金とはなんですか?」に対する答えによってその人の性格がなんとなく分かるのは、貨幣経済社会に住む我々は必ずお金に「感情」を植え付けています。そうでないと思っていても100%の人がお金に感情を植え付けています。

  著者のロバートさんは幼少期に金持ち父さんに試されました。タダ働きをずーっとさせられた挙句、ロバートさんは貧乏父さんにチクリ、不平不満をぶちまけます。ここぞとばかり、貧乏父さんは金持ち父さんの悪行を正さんとばかり、ロバートさんの肩を持ちます。このときのロバートさんはお金に対して持つ感情に支配されていました。その感情が湧き上がるのを金持ち父さんはずっと見ていたのです。言葉で伝えるのは簡単でしょうが、実際に感情に支配された状態になった方が確かにショック療法になると思います。

  ロバートさんが持った感情。それは恐怖と欲望です。

  このままいつまでタダ働きさせられるのだろうか・・・?ひょっとしたら自分は金持ち父さんに便利遣いされているだけで、騙しているにではなかろうか・・・。このままずーっと奴隷みたいにこき使われるに違いない!!これはまさに恐怖の感情に飲み込まれている証拠です。お金を与えられないことに恐怖から苛立ちに発展し、攻撃性さえ姿を見せはじめます。

  そして、もう一つ感情が生まれてきます。これだけ働いているんだから、お小遣いだってかなりもらっていいだろう。周りの友達は裕福な家庭が多い中、自分はそれほど裕福なうちではないので、働いた分のお小遣いを真っ当にもらったら、友達のみんながもらっているお小遣いなんて余裕で上回るだろうに!!これはまさに欲望の感情に飲み込まれている証拠です。お金を与えられないことに本来もらえるべき対価に対して大きな欲望、そして周りの友人たちへの羨望から恨めしい、という感情に発展してしまいます。

  人間にとってお金とは感情なんです。なので、「あなたにとってお金とはなんですか?」と問いかけるとその人の感情=性格がなんとなく分かるんです。投資の世界は自分との戦いで孤独です。自分との戦い、言い直すと、自分の感情との戦いなんです。

  ローバトさんが幼少期にこの感情に飲み込まれた経験が、大人になってからのビッグビジネスオーナーになるきっかけとなりました。人間にとって、遅かれ早かれ、ロバートさんと同じような経験は必要になるのではないかと思います。特に投資をするのなら、なるべく早めに、恐怖と欲望の感情を味わってください。そしてその感情を素直に見つめ直し、対処法を研究してください。それが、あなたを大きな投資家に成長させる第一歩です。

次回も、引き続き金持ち父さんとはなんだったのか?シリーズを続けます!

《青木 玄》
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青木 玄

青木 玄

SOCIAL FINANCE 代表 1981年9月16日、東京生まれ。幼少期から大学卒業まで東京に暮らしていたが、結婚を機に神奈川県に在住。2児に恵まれる。 普段はごく普通のサラリーマンをしている傍ら、平日の夜と休日は投資家としての一面を持つ。投資家としてスタートした当初は失敗につぐ失敗で、ほとんど利益は出ていなかったが、何が失敗の原因だったかを追究し、ある一定以上の成果を確保している。 現在では、セミナー形式で参加者に対し、知識のみならず成果にこだわり、「誰もが平等にお金にまつわる知識や戦略を学ぶ事ができ、かつそれらを使いこなす事ができるようになる」場を提供している。 寄稿者にメッセージを送る

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