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住宅購入を決める理由ベスト5 検討はライフプラン見直しの好機

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  当事務所に、住宅取得のご相談に来られるお客様は、その動機として大きく2つに分けることができます。つまり、(1) そもそも住宅を購入するべきか否かのご相談、(2) 購入はするつもりだがいつ買うか(時期)どのくらいの物件か(額)ローンはどのように組めば良いか(借り入れ)のご相談、です。

  しかし、実際には(1)と(2)の違いはたいていの場合はほとんどありません。それは、どちらも住宅を取得するのが目的ではなく、ご自身のライフプランの中の一つのイベントにすぎないからです。

  とはいえ、住宅取得は一生涯に何度でもあるわけではなく、その金額も大きなものとなりますので、しっかりと資金計画をする必要があります。その結果、(2)のご相談の場合でも、まれに購入自体を考え直すこともあります。

  それでは、住宅の購入を決める理由はいったいどのようなものがあるでしょうか。以下は、当事務所で平成24年10月~12月の間に住宅取得のご相談に来られた方に「この度はどうして住宅取得を考えられましたか。」とお尋ねして、お答えいただいた約30人の方のお答えのなかで多かった答えベスト5です。

1位・・・低金利だから
2位・・・子供の学校教育のため
3位・・・消費税が上がると聞いたので
4位・・・自己資金がたまったので
5位・・・生活環境が変化したため(転勤、退職、親の介護、独立など)

  いかがでしょうか。1位、3位、4位はいわゆるお金の問題ですが、2位と5位はライフプランによる理由です。実際は複数の理由で購入を決められているお客様がほとんどですので、安いから買うというのではなく、意識しているかいないかの違いはあるかもしれませんが、ライフプラン上必要だと考えて購入を検討し、たまたま金利が低いなど金銭面の要素が入ってくるというのが正確なところではないでしょうか。

  したがって、住宅の購入というイベントは最終的に住宅を購入しないという結論に至ったとしても自分のライフプランを見直すという意味ではよい機会だと思います。たとえ一生涯住宅購入するつもりはないという方でも、もし住宅買ったらどうなるのだろうかとライフプランを考えてみると意外な発見があるかもしれません。

《浦田 幸助》
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浦田 幸助

浦田 幸助

浦田FP事務所 所長 一級FP技能士、CFP®、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引士、証券外務員Ⅱ種。 現在、ファイナンシャルプランナーとして個別相談や一般向け、FP向け、住宅販売営業者向けのセミナーなどで活動中。特定の金融機関に所属しない中立の立場からファイナンシャルプランニングを行うことを経営理念としている。 寄稿者にメッセージを送る

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