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老後に増える支出のひとつは、「お香典や御供物料」

税金 相続・贈与

  現役世代よりもシニア世代になると大幅に増える支出は一般的に2つあります。「医療費」と「交際費」です。

  医療費はご存知のとおり、若いときに比べれば病院に通う機会が多くなる傾向があるため、支出も増えがちです。突然病気で入院することもあれば、骨折することもあります。

  入院することになれば、病院内でかかる実費や家族が病院に通う交通費などがかかりますし、通院やリハビリが必要になれば受診するたび医療費や交通費がかかります。足の骨折で動けないなどの場合は、タクシー代がかかることもあります。

  そして医療費ほどではないにしろ、意外にかかるのが交際費の中でも葬儀時の「お香典」や法事時の「御供物料」です。

  やはり葬儀に行く機会も増えますし、それなりの年齢になればそれなりの弔慰金を包むのがマナーという暗黙のルールや風習・慣習もあります。まして、身内が亡くなった場合には多めに包むのが一般的です。

  お香典の目安としては、身内の場合は1万円、3万円、5万円、10万円、身内以外の場合は3千円、5千円、1万円というケースが多いようです。

  この金額の開きは、地域や贈り先、ご自身の年齢によって異なります。身内でも20代の人が祖父母へ包む場合と、50代で兄弟へ包む場合では違いますし、会社の同僚の親族へ包む場合と自身の友人に包む場合では違うということです。

  そして、四十九日や一周忌などの御供物料は、5千円、1万円、2万円が多いようです。この金額の開きも先ほどと同様に、地域や年齢などによって違います。

  法事は大体決まった時期に行いますが、葬儀だけは突然ですから分からないものです。しかも、遠方へ行くようなときには、新幹線や飛行機代など交通費や宿泊費もかかります。

  ですから、これらの見えない費用が突然必要なときに困らないよう、ある程度予備費として準備しておくことも必要です。

《明石 久美》
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明石 久美

明石 久美

明石シニアコンサルティング 代表 ファイナンシャルプランナー(CFP/1級FP技能士)、葬祭アドバイザー、シニアライフアドバイザー、消費生活アドバイザー、相続専門団体「これから相続コンサルネット」理事長。 複雑に絡み合う「老い支度」「終活」「相続」は、ポイント知識ではなく総合的な知識が必要。だからこそ相談窓口を一本化し、「全ての状況を把握して的確にアドバイス」をモットーに、遺言書作成、相続対策、葬儀やお墓の相談・準備、相続手続きや死後整理など、ケースに応じて司法書士、税理士、行政書士、社会保険労務士等の専門家と連携を取りながら行っている。さらに、業界向けや一般向けの執筆のほか、事例を盛り込んだセミナー・研修を全国で行っている。 寄稿者にメッセージを送る

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