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「騰落レシオ」とは?買いのシグナルと売りのシグナルで相場を推測

投資 投資哲学

  企業の収益性や資産額などから株価の水準を分析する方法を「ファンダメンタルズ分析」といいます。いっぽう、過去の株価の推移や取引額などから将来を予想・分析する方法を「テクニカル分析」といいます。

  PERやPBRは、ファンダメンタルズ分析。「騰落レシオ」は、テクニカル分析の範疇に入ると思います。「騰落レシオ」とは、マーケットの値下がり銘柄数に対する値上がり銘柄数の比率のこと。値上がり銘柄数が多いと強気の指標となります(買いのシグナル)。逆に値下がり銘柄数が多いと弱気の指標となります(売りのシグナル)。

  ただ、1日単位でみると「買い」と「売り」が交錯し判断がつきづらいので、よく使われるのが「25日騰落レシオ」という指標です。計算式は、「過去25日間の値上がり銘柄数の合計」/「過去25日間の値下がり銘柄数の合計」。こうして平均化することで、相場の状態や方向性を推測することができます。

  私は、この25日騰落レシオは、けっこうあてになると思っており、個別銘柄の取引に使うのは少しきついですが、日経平均やTOPIX連動型のETFなどを購入する際にはよいのではないでしょうか?25日騰落レシオが70%以下になったら売られ過ぎ(つまり、そろそろ購入の好機)、120%以上になると買われ過ぎ(そろそろ売却の好機)と言われています。

  ちなみに、2013/3/7現在の25日騰落レシオは、110.58%。ただただ機械的に、25日騰落レシオが70%以下になったら購入し、120%以上になったら売却を繰り返していたら、ヘタにいろいろな分析をして考えるよりも儲かると思いますね。

  株式投資はとても面白い。それは、ギャンブル性があるからです。「資産運用をして増やす」のが目的なのであれば、売買のタイミングをあまり考えない投資の方法を実践したほうがいいと思います。・・・・その代わり、ハラハラドキドキの興奮はありませんが・・・・

《中村 宏》
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中村 宏

中村 宏

株式会社 ワーク・ワークス 代表取締役社長 山口県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、 株式会社ベネッセコーポレーションに勤務。2003年にファイナンシャルプランナーとして独立し、 FPオフィス ワーク・ワークス を設立。「お客様の『お金の心配』を解消し、自信と希望にかえる!」をモットーに、個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を行っています。 個人相談件数は1,000件超。 無料のメールマガジン『生活マネー ミニ講座』(平日毎日)配信中。 登録はこちら → http://www.mag2.com/m/0000113875.html ・ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)) ・住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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