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株主優待を取得するには?決算日の3日営業日前までに購入

投資 株式投資

 

 昭和産業・・・3,000円相当の食品詰め合わせセット。
 JAL・・・・片道1区間50%運賃割引。
 ぐるなび・・・飲食代20%割引優待券。
 アミューズ・・主催のコンサート・イベント・舞台の適宜招待。
 オリエンタルランド・・・東京ディズニーランド、東京ディズニー・シーで利用可能な1デイパスポート1枚。

  株式市場が活況を呈しています。連日のように高値を更新し、リーマン・ショック前を上回りました。株価は次のステージに躍り出ようとしています。これまで様子見気分で遠巻きに眺めていた個人投資家たちも次々に参戦しています。

  株式投資というと、低値で買って高値で売る、いわゆる短期売買のキャピタルゲイン狙いのみが楽しみのように思っている方もいらっしゃいますが、真の株式投資家は「get & hold」。しっかりインカムゲインも狙うのです。

  株式のインカムとは、配当のこと。企業が利益の中から株主に還元するお金のことです。株主として配当を得るためには、株主名簿に記載されて、株主だと認識される必要があります。ひっきりなしに売買を繰り返す株主を、その都度株主名簿に記載するのはたいへんです。デイトレーダーなどは、1時間のうちにも何回も取引するのですから。

  株主名簿に自分の名前が記載されるようにするには、その企業の決算日に、株を持っていなければなりません。日本の多くの企業は3月末が決算日。今年は土日の関係で決算日は3月29日になります。この日に株主でいるためには、遅くとも3月26日には、証券会社に「買い」の申し込みをして約定しなければなりません。つまり、決算日の3日営業日前までに、なんですね。

  配当の権利を手に入れると、同時に「株主優待」の権利もゲットすることができます。株主優待は、会社が個人株主の共感を得るために、保有している株数に応じて付与するもの。その会社のサービスを格安で購入することができる特典であったり、その会社が販売している商品であったり・・・・会社によってさまざまです。

  株を長期に保有する個人株主は、もともとその会社のファンであることが多いですね。株主優待制度は、たくさんのお客さんを株主として迎え入れ、短期売買をしない安定した長期保有を促す企業の株主対策の一貫なのです。

  3月26日に向けて、配当や株主優待を受け取るために株を購入する投資家もたくさんいます。そのために、26日までに株価が上昇し、その後下落する傾向があることに注意が必要です。

《中村 宏》
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中村 宏

中村 宏

株式会社 ワーク・ワークス 代表取締役社長 山口県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、 株式会社ベネッセコーポレーションに勤務。2003年にファイナンシャルプランナーとして独立し、 FPオフィス ワーク・ワークス を設立。「お客様の『お金の心配』を解消し、自信と希望にかえる!」をモットーに、個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を行っています。 個人相談件数は1,000件超。 無料のメールマガジン『生活マネー ミニ講座』(平日毎日)配信中。 登録はこちら → http://www.mag2.com/m/0000113875.html ・ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)) ・住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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