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「現金バブル崩壊」で、現金を持ってる人ほど貧乏になる?!

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  みなさん、資産運用してますか?

  ここ最近、“流れ”が変わったといわれます。それまでは、平均的な物の価値(物価)はさほど変わらず、お金もなかなか増えない時期が続きました。つまり、自動販売機のペットボトルの値段は基本的に1本150円のまま。一方、現金も預貯金に預けていてもほとんど増えない、という状態です。

  それが、まず安倍政権になってから、物価を2%上げることになりました。実際に2%が達成できるかわかりませんが、実現したら、ペットボトルは1本153円になる計算です。また、消費税も2015年10月には10%に上がるとのことですので、ペットボトルはさらに1本160円ほどになる計算です。

  ところが、預貯金の金利は、今は限りなく0%に近い状態で、これが1%になるのもかなりの時間がかかると思われます。

  そうなると、どういうことが起きるかというと。「現金バブル」ともいえる、“預貯金に預けていれば損することなく安心!”という神話が崩れることになります。

  つまり、ペットボトルを10本買おうと思ったら、今までは1,500円で買えていたけど。ペットボトルだけ160円に上がったため、1,600円かかることになります。こうして、預貯金はほとんど増えないのに出費だけが増えるので、預貯金しか持ってない人は、だんだん貧乏になっていくのです。“タンス預金”の人は、全く増えないのでさらに危機的です。

  では、為替や株などで資産運用している人はどうかというと。昨年10月頃から、為替が大きく円安に振れました。たとえば、「昨年9月、76円で1米ドル買った→今年3月、1米ドル97円で売った」場合、1米ドルを約半年持っているだけで、税込みですが21円増えたことになります。21円というとすごく少ない気がしますが、投資額が76円ではなく100万円だったら、半年で税込み約28万円増えたことになります。会社勤めのような労働を全くしなくてもです。

  また、株は、今年3月にはアメリカの株価は史上最高値を連続で更新し、日本の株価もリーマンショック以前の値に戻りました。つまり、資産運用をしている人は、お金が目減りするどころか、お金が増えている人がかなりいると思います。そして、運用方法さえ間違えなければ、今後も今の“流れ”に合わせてお金が増えていく方向にあるでしょう。

  資産運用なので、絶対に増える保証はありません。でも、手持ち資金の少しでも運用していたかどうかで、10年後、20年後に貧富の差が出てくるかもしれませんよ?

《松本 喜子》
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松本 喜子

松本 喜子

はなFP事務所代表 ファイナンシャルプランナー(CFP®、1級FP技能士) 保険などの商品を販売しない珍しいファイナンシャルプランナー。保険会社FP部門で数百人から家計相談を受け、引続き独立FP会社で経験を積む。2010年には娘を出産し、専業主婦と子育てを経験。子育てを通して人生設計の大切さを再確認し、現在は「みんなを笑顔に!」をモットーに、個別相談、講師、コラムの執筆など、FPとして独立して活躍中。 寄稿者にメッセージを送る

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