既に取引のある証券会社等がある人のNISA口座開設の着眼点

  ちまたで話題のNISA(少額投資非課税制度)ですが、各金融機関(銀行、証券)等新規顧客獲得のチャンスとばかり獲得競争が激しいようで弊事務所でも最近この件に関する相談が多くなってきています。

  元証券の営業現場にいた人間からみると「もう既に取引のある証券会社(対面型)がある人」と「投資未経験でこれから新しくNISA口座を開設する人」では金融機関の選び方の考え方も違うと思います。

  特にもう既に付き合いのある証券会社があって、しかもそこが対面取引(いわゆる営業マンと情報提供を受けながら取引をしている)だと逆に金融機関の付き合い方の見直しのきっかけにもなるでしょう。

  今回は特に「既に付き合いのある証券会社がある場合のNISA口座開設の着眼点」について個人的な意見を述べたいと思います。

  NISAは元々一人一金融機関100万円迄の少額投資非課税口座ですが、最近は使い勝手が悪いということで、「NISA、複数口座容認 金融庁方針 投資促進、国債も対象(ライブドアニュース)」といった議論もされているようです。

  ただ現状は各金融機関も口座件数獲得という「ノルマ」を持たされている可能性があるため、十分な説明もないまま(上記の基本的な事実一人一金融機関のみ非課税口座許認可という事実)各金融機関が獲得競争に走っているということも想定されます

  ということは逆に

・投資に関する有益な情報提供がある。(例えば新規公開株の割り当てがたまにもらえたりする)
・相場のことをよく勉強している
・相場のことをよく見ている(売り時等の連絡がある。買いのみであとはほったらかしのフォローなしは不可)

  というような親身なお付き合いがあるような取引先であれば、たとえ付き合いであってもNISA口座開設をするのは逆に営業マンにとって嬉しいことでもあるはずですし、今後の関係をよくしていい情報を得たいのであれば有効なのではないかと考えます。

  逆に上記の条件と自分の担当が真逆な場合は取引見直しのきっかけとして新たに

・非課税投資口座の対象商品が多い(例えば新興国向けの投資信託等も使えるなど)
・手数料が安いなどのメリットがある

  等の新規取引口座のための証券会社等を探すのもひとつのきっかけかもしれません。

  投資もお金を貯めるのも情報の整理整頓、取引先の整理整頓の投資断捨離がご自身の資産運用の投資パフォーマンスを向上させるひとつのコツになるのではないでしょうか?

  次回からは投資が全く初めてで、新しくNISA口座の開設の検討を考える場合の注意点について解説したいと思います。

この記事を書いた人

真多 美恵 真多 美恵»筆者の記事一覧 (8) http://www.fp-mata.com/

真多美恵FP事務所 代表
ファイナンシャルプランナー
大手証券会社在職中に法人担当とまだ401kという名前すら世の中に浸透していない頃から滋賀県下の商工会議所に啓蒙活動で確定拠出年金についてセミナー等を開催。その経緯からFPとして独立してからNHKの「日本のこれから」というディスカッション番組の「年金」特集の時にパネラーの一人として出演。その番組内でも一貫した主張としては「日本の年金はもう根本的に制度改革しないと人口構成上もたないし我々現役世代が不利益を被る。他人まかせでなく自助努力の年金構築が必要」中小企業の財務戦略としての401K(確定拠出年金)についての正しい知識、投資教育活動を地道に続けている。
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