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NISA口座 各金融機関のお得度を徹底比較(口座開設キャンペーン等)

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NISA口座 各金融機関のお得度を徹底比較(口座開設キャンペーン等)

  NISA口座(少額投資非課税制度)の申込書類の受付スタート10月1日が迫ってきました。今回は、各金融機関のNISA口座とキャンペーンのお得度を比較してみました。

  なお、各社とも取扱い商品やキャンペーンなどを日々変更している最中です。ここでは9月20日現在の内容をまとめてますが、申込みにあたっては再度、ホームページやパンフでご確認ください。

主な金融機関のNISA口座の概要


  欄外にも注記していますが、ここに掲げた以外にも多くの金融機関でNISAを取り扱っています。しかし、NISA口座は一度開設すると4年間、金融機関を変更できません。口座を作ったはいいけど、いざ使おうとすると「自分の欲しい金融商品がメニューにない。」なんてことにならないよう注意が必要!
 
  各金融機関の主な特徴を簡単に言うと、取扱い商品は証券会社が多く、銀行は基本的に投資信託(投信)だけです。投信以外の金融商品も買いたい方は証券会社の中から選ぶ必要があります。

  手数料についてはネット系証券会社の優遇が手厚いと言えます。その中でもNISA期間中の株式等の取引手数料を無料にした松井証券が目につきます。

  一方、大手証券会社の中では、キンカブ(詳細は欄外注記の※1を)を導入するなどSMBC日興証券に気合いを感じます。

各金融機関の口座開設キャンペーン

 


  NISA口座開設には住民票の写し(コピー不可)が必要なため費用と手間がかかります。これを補てんする意味で、各社500円~2000円のキャッシュバックをしているのです。貰うなら多い方がいいですよね。

  それとは別に証券総合口座開設キャンペーンをやっている証券会社もあります。NISA投資を始める場合、専用口座とは別に証券総合口座も必要となります。買付資金をプールしたり、最大10年の運用期間を過ぎた金融資産の受け入れ先が必要なためです。

  ここでもいくつかの証券会社が、条件に差はあるものの総合口座を開設した人と紹介した人に各3千円プレゼントしています。どうせ作らないといけないのなら現金プレゼントのある会社を選ぶのがお得でしょう。

  ただし、100万円の現金とか30万円分の投信等の購入とか、条件をクリアできるかしっかりした見極めは必要です。

家族で使えばメリットは更に大きい

  「100万円なんて中途半端な額。手間がかかる割にメリットないよ。」そういう声を聞きます。しかし、20歳以上の人ならだれでもNISAを使って非課税の恩恵を受けられます。家族で使えばメリットは大きくなるのです。

  例えば一家4人なら年400万円の枠。5年後には年間2千万円の運用が可能です。仮に安全運用に徹して年1%の利益でも年間20万円となり、その約20%、約4万円分の税金が不要になります。これは結構大きい数字。仮に2%の利益なら年8万円となります。

  NISAを使うことでそれだけ無駄に税金を払わなくて済むわけです。

 次回はNISAの運用方法について、私なりのヒントを書きたいと思います。

《綾田 亨》
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綾田 亨

綾田 亨

綾田FP事務所、㈱綾田商店 代表 大阪大学法学部卒。四国電力㈱に23年間勤務後、在職中に取得したFP資格等を活用して独立。香川県で数少ない独立系ファイナンシャルプランナーとして個人相談を行うと同時に、香川県金融広報アドバイザーとして県内各地で各種セミナーの講師を務める。また、NPO法人日本FP協会香川支部支部長としてFPの普及活動にも携わる。本業として駐車場運営会社を経営するほか、25年以上にわたって株や外貨、債券取引を行う個人投資家でもある。個人投資家としての長年の経験から、資産運用や節約術に関するテーマを最も得意としています。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー(CFP®、1級ファイナンシャルプランニング技能士)、宅地建物取引士、1級企業年金総合プランナー、証券外務員2種 寄稿者にメッセージを送る

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