葬儀の手順と流れ 費用や日程、遺族で決めることを知っておこう

 先日、知り合いのご親族で不幸なことがこともあり、葬儀に関することについて読者の皆様へお伝えしたくコラムを書かせていただきます。

 突然起こる不幸に際して、冷静な判断ができなくなるものです。しかし、少しでも葬儀に対する知識があれば安心できると思います。葬儀社から言われるままの葬儀だけでなく、きちんと要望を伝えられるようにすることも大切なのです。

まず、全体的なタイムスケジュールから考えてみましょう。

1.[死亡宣告から葬儀・告別式を終えて火葬までの流れ]

 死亡宣告→お通夜→死亡届→葬儀・告別式~火葬~還骨法要

2.[初七日から年忌法要まで]

 初七日→四十九日・忌明け→納骨→初盆→年忌法要

つぎに、葬儀までのおおまかな流れについて見てみましょう。

 火葬、埋葬は死亡後24時間以上経過しないと認められないと法律で定められており、一般的には、死亡日に納棺→翌日通夜→翌日葬儀・告別式という流れで執り行われます。一般的に、友引は、火葬場が休みになるため、葬儀を執り行うことができません。

 葬儀が友引にあたってしまう場合には、一日目を「仮通夜」とするか、早朝に他界され、準備に時間がある時は、当日通夜することも可能ですので、葬儀社と相談されるといいでしょう。

※なお、仮通夜は近親者のみで執り行います。

具体的な葬儀の日程を決めましょう

 葬儀の日程は、死亡通知が届く時間、遠方の参列者の到着時間、僧侶や火葬場の都合を考えて決めることになります。火葬場の予約状況を確認する。殆どのケースでは、葬儀社に頼んで火葬場の予約状況を確認してもらうことが多い。

【一般的な日程】

直葬「通夜・葬儀を行わないで火葬だけでお見送りする」や1日葬「通夜と葬儀を同時に行う葬儀」もありますが、今回は、一般的に多いスタイルとします。

1日目(死亡当日) 納棺
2日目(翌日) 通夜
3日目(翌々日) 葬儀・告別式・火葬

葬儀の手順と流れ

1.死亡の確認と死亡診断書の作成・発行を行う。

 医師により「死亡診断書」が作成については、かかりつけの医師等による継続した診療を受けていない場合は死亡前24時間内に診療を受けていないので、医師が死亡診断書を書くことができないことがあります。

 そのような場合は、警察医が死亡診断書の手続きをお願いするケースが多いようです。

2.家族や親族および、本人の職場や学校に知らせる。

 故人の親戚や生前に親睦が深いご友人等に、お知らせしておくとよいでしょう。

 最近では、終活に関する相談も増えたことで、エンディングノートに「生前にお世話になった方へ通知を希望」する方もおられますので、ご遺志を尊重して差し上げることも大切なことだと思います。それ以外の方には、お通夜や葬儀の日程が決まってから知らせるようすれば大丈夫です。

3.遺族で相談して葬儀の詳細について決める。

1)喪主を決めます。

  一般的には配偶者、または長男などが喪主を務めます。

2)病院で亡くなった場合には、遺体の搬送先を決めます。

 病院先で亡くなった場合は、寝台車の手配は病院で紹介してもらえますが、割高な費用を請求される場合があります。病院の指定寝台業者は、紹介料・多額の寄付金・救急車を寄付されている場合があり、コストとして費用に上乗せされているケースもあるので、入院などにより時間な余裕がありましたら、前もって葬儀社を決めておくことをお勧めします。

3)葬儀社を選定します。

 一般的に葬儀社は、斎場を自社で所有されている業者をお選びになるのが一般的に多い。

 都市部の葬儀を中心に家族葬が半数以上を占めており、業者側によっては利益が少ないところから対応が不親切だったりするので、業者を選ぶときは、2社以上の見積を請求するようにしましょう。

 チラシ広告で「家族葬儀プラン」で案内されている場合は、内訳は葬儀社によって異なり、追加内容によって割高になる場合もあるの、条件内容で見積もりを比較するようにしてください。

4)お通夜や葬儀の日程を決めます。

  お通夜や葬儀の日程は葬儀社や寺「菩提寺」と相談してから決めることになります。葬儀社に依頼すれば、手続きで困ることは殆どないが、お墓がお寺にある場合や菩提寺があると、きまった形式があるので、必ず菩提寺に確認しておく必要があるので、判らない方は事前に確認しておくようにしましょう。

※近くにある菩提寺と同じ宗派の寺がわからない場合は葬儀社に依頼すればすべて手配をしてくれる。

気になる費用は? 全国平均で200万円

 葬儀で気になるのは「どのぐらいの費用が必要なのか」だと思います。一般な相場はあるものの、地域の風習や家族構成・参列者数で費用に開きがあり、地域によっても平均は100万円以上のばらつきがあります。葬儀費用は、予定外の費用になる場合もあることから、寺院費用を除いた予算を業者に提示しておくと、費用負担の心配をせずに葬儀が行えるのでお勧めしたい。

 参考までにお伝えすると、葬儀費用の総額は、全国平均で約200万円。日本消費者協会の調査によると、葬儀の規模・地域等によって異なるが、図表のように、葬儀にかかる費用の総額は約200万円となっている。葬儀費用には、祭壇・棺・仏具一式・運営費用などの葬儀社に支払う費用と火葬費用・車両代・式場・飲食代・寺院費用などの諸費用が含まれる。

図表1 葬儀費用

図2

※<財団法人>日本消費者協会「第9回『葬儀についてのアンケート調査』報告書(平成22年)
注:各項目の金額は平均額で、上から3項目目までの合計と葬儀費用の合計とは一致しない。

葬儀はどこで行う? 葬祭式場が約75%

 葬儀場所については、葬祭式場が全体の約75%を占め、お寺・教会・自宅・集会場・その他の順になります。

図1     全国平均      
(1)葬祭式場 74.8%

(2)お寺など  9.5%

(3)ご自宅   8.8%

(4)集会場   2.7%

(5)ホテル   0.7%

(6)その他   2.7%

※出所 第9回「葬儀についてのアンケート調査」報告(平成22年11月)財団法人日本消費者協会

 最近の傾向として、都市部を中心に家族葬を希望するケースが増えているが、家族の葬儀を経験して困ったことは、「心付けやお布施の額」、「葬儀の手順がわからなかった」、「通夜・告別式の接待の仕方や手配」に困惑するケースも多く、家族葬のデメリットもあるので、葬儀社に確認していくことが必要なようである。

 予算の決め方については、様々ではありますが、万が一のことを考えて事前に相談してみるのも良い方法だと思います。生前に家族間で話し合い『どのような葬儀』希望を伝えておくと、どのような葬儀であっても≪本人の希望による葬儀≫であれば、他の親族からの不満も起きずらくなります。

 最後のセレモニーだけに故人の意見も取り入れた葬儀も大切だと思います。

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この記事を書いた人

吉武 なおこ 吉武 なおこ()»筆者の記事一覧 (16)

以前は、保険会社事務、葬祭司会の仕事をしていました。どちらの職業も真剣に取り組み、その時に得た知識は私の人生の大きな糧となっています。私事ですが、ひとり娘の巣立ちが近くなるにつれて、老後の生活を意識するようになりました。30代半ばですが、豊かな老後を実現するために、新しい節約・貯蓄プランを作成中です。
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