“弁護士ドットコム”株は買いか? 新規公開株(IPO)の賢い買い方&売り方

 2014年12月11日に 「弁護士ドットコム(6027)」が新規上場します。ブックビルディング期間は11/25-12/1、つまり「弁護士ドットコムの株を○○株、△△円で買います!」と、投資家が申し込めるのがブックビルディング期間となります。

 では、新規公開株の弁護士ドットコムは “買い” なのでしょうか? 独断で分析してみました。

弁護士ドットコムは買いか?

 結論から言うと、買いで良いのかと。もちろん個人責任での売買となるのは言うまでもありませんが、筆者は買いと分析します。

 弁護士ドットコムは、弁護士業×インターネットを融合した法律相談サイト。弁護士たちは、弁護士ドットコムの有料サービスに登録(無料でも登録可)することで、ネット経由での相談問い合わせ率がUP。すべてが有料案件に結びつくことは期待できなくとも、一つでも契約締結できれば、有料登録し弁護士ドットコムに広告を載せるメリットは大きいと言えます。

 というのも、一案件の相談料がかなりの高額(相続関連は100万円以上になる)。2~5万円の有料プランを払ってでも、残る金額は十分というわけですね。

 本題ですが、大きな買い要因として挙げられるのが、この弁護士ドットコムの競合相手は、ほぼゼロという点。すでに競合相手がいる業界に挑むのではなく、弁護士ドットコムはいわば法律相談サイトの先駆者ですから、注目度・人気度は非常に高いです。

 成長性の面でも魅力あり。弁護士ドットコムと同じようなサービスを税理士ドットコム(http://www.zeiri4.com/)でも展開していますし、それらをモデルケースとして新たな事業展開していくことが予想されていますから、成長性・潜在能力という面で長けているという印象です。

 あえて売り要因を挙げるとすれば、外部要因かと。12月11日に上場ですから、ちょうど総選挙時期と重なります。それが後押しとなれば良いのですが、思いがけないハプニングや、今後の日本経済の行方に暗雲漂う雰囲気となれば、初値価格やその後の株価への影響は必至。外部要因には注意したいところです。

 ただし、2014年の各IPO初値価格を見ていただければ一目瞭然。大部分のIPO初値価格が公開価格より高くなっています。つまり、IPO株を買って初値で売れば、高い確率で儲けられる公算というわけです。(参考記事

 公開価格よりも初値価格が低かったケースもありますが、どんなに低くても公開価格より-20%程度。逆に、公開価格より初値価格がプラスの銘柄の中で、騰落率が300%オーバーのものも。資産倍増どころか3倍です。

 2014年のIPO銘柄という観点から考えても、弁護士ドットコムは狙い目だと思います。

IPO株の買い方

 弁護士ドットコムを今から買いたいという場合、それか今回はやめておくけど将来的にIPO株を買ってみたいという方。IPO株の買い方を知っておくと、今後の資産運用手法の一つとして自分のものとすることができるでしょう。以下、簡単にIPO株の買い方をご紹介したいと思います。

 まず、株式口座開設は最低条件なのですが、可能ならば複数の株式口座を開設するのがベストです。その理由は…

◆IPO株は抽選で当選した人のみ買える
◆IPO株によって申込できる口座とできない口座がある
◆口座によって当選条件が若干異なるケースがある
◆家族名義で口座を開設すれば当選確率が上がる

 以上の理由により、口座は複数開設しましょう。「どこの証券会社で口座開設すれば良いの?」 という話になりますが、各条件を鑑みると以下の口座で開設すると良さそうです。

■カブドットコム証券
■SMBC日興証券
■マネックス証券
(順不同)

 この3口座の共通点は、1人1票の抽選権利である点公平・平等な当選確率で、預入資産が多い人ほど有利などの条件はありませんから、個人投資家にはオススメの口座となります。また、その他ネット証券口座も見逃せません。

●SBI証券
●松井証券
●岡三オンライン証券
●GMOクリック証券
●楽天証券
(順不同)

 楽天証券は、利用状況に応じた当選率となりますから、普段から楽天証券を利用しているなら楽天証券が有利、そうでないなら他のネット証券を選択しても良いかと。

 穴場的口座として覚えておきたいのが松井証券。実は、IPO抽選が他社より遅い(3日前後)のが特徴です。つまり、他の口座で抽選が外れても松井証券で再度トライすることが可能ですから、二次トライするための口座として是非活用したいところです。

楽天証券で口座開設⇒公式サイト

IPO株の売り方も要チェック!

 IPO株の買い方は重要ですが、利益を得るために “売り方” もとても肝心。売って初めて利益確定となりますから、いつ、どの時点で売るかを購入前にチェックしておくことが重要です。大きく分類すると、戦略は2つあります。

戦略1:初値で売る

 初値で売る目的は、株価差益。公開価格より高い価格で売れば利益がプラスとなるわけですから、確率の高い初値で売るのが一つの戦略となります。時に初値価格が公開価格よりマイナスになることがありますが、思い切って損切りする覚悟も重要です。リスクマネジメントは欠かせません。

戦略2:長期保有を目的とする

 長期保有の目的は、将来的に得られる配当や優待と、長期的に株価が上がることを見越した保有となります。長期保有するためには、企業そのものを心から応援したいという気持ちが肝心で、その気持ちがないと、公開価格よりちょっとでも下がると不安になったり売ってしまおうという気に。

 もちろん業績悪化による株価急落のケースでは損切りも重要な選択肢となりますが、目的がぶれずに長期保有するのが大原則であることを忘れないようにしましょう。(執筆者:堀 聖人)

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この記事を書いた人

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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。
<保有資格>:第二種証券外務員資格
<メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎)
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