株投資? それとも投資信託? 年収300万円の人向けの投資術(2)

 年収300万円の人が投資を始める場合、積極投資に挑むなら余裕資金の5割の15万円を、無難な投資がお好みなら余裕資金の3割にあたる10万円を軍資金とし投資を始めようと、以前の記事でお話しました。

 ここでは無難な投資を前提に10万円を軍資金として、「株投資」あるいは「投資信託」のどちらで投資を始めるべきか、比較・検討していきます。

株投資と投資信託の根本的な違いとは

 投資が初めての人でもなじみやすいとされる株投資と投資信託。まずは2つの投資法の違いを頭に入れると、どちらの投資法で投資を始めるべきか比較的簡単に選べると思います。

 株投資と投資信託の根本的な違い。それは、投資行為を自分でするか他人がするか。投資行為を自分でするのが株投資、投資行為を投資のプロにお任せするのが投資信託。これが根本的な違いになります。

 株投資は、自己資金10万円で買える銘柄探しや買い時・売り時をすべて自分でリサーチします。すべて自分でリサーチするとなると、ある程度の時間と手間がかかります。そんな面倒なのは嫌だというならば、投資信託にご注目。投資信託は10万円以内で買える投資信託商品の売買を含め、すべて投資のプロに運用してもらうわけです。

 株投資は自由に投資、投資信託はプロを信頼しおまかせしちゃおう、といったところです

 しかし、忘れていけないが株投資も投資信託も自己責任、という点。投資信託の場合、プロに任せて投資するとはいえ、損することも多々あり。それでも損失の責任は自分にあり、「私に任せて投資したあなたが悪いんですよ」と投資信託会社に言われているような気分になることも。それでも損失の責任は自分が負わなければなりません。

 それはかなり否定的なニュアンスですが、平たく言えば、結果を問わず株投資をプロに任せるのが投資信託、と言えます。文字通り “投資” を “信託” するわけです。

株投資と投資信託をさらに比較

 株投資と投資信託は、投資行為を自分でするかプロがするか、根本的な違いがあることがわかりました。さらにどんな違いがあるか比較してみましょう。


≪株投資と投資信託比較表≫

取引手数料

 株投資において10万円以内の売買は、1回の約定につき98円で取引できる証券会社(GMOクリック証券、税抜)もあれば、取引手数料を無料とするネット証券会社(松井証券)もあり。全体的に手数料は低めに設定されています。


≪株式取引手数料、手数料は税抜≫

 投資信託における取引手数料(販売手数料とも言う)は、商品によって、または利用する証券会社によって異なります。

 一例を挙げると、マネックス証券では申込手数料率が申込金額に対して最大3.5%(税抜)発生します。また、投資信託では投資信託商品を保有期間中ずっと、管理手数料として信託報酬を支払うことになります。これは取引手数料とは別ですので、ご注意を

最小売買額

 通常、株式は一口数万円以上しますが、投資信託は通常1万円から購入可能です。また、カブドットコム証券では「ワンコイン積立」(http://kabu.com/item/fund_tsumitate/)というサービスがあり、毎月500円の積立で投資信託ができます。買いやすさという面では、投資信託が一歩リードかと。

優待

 株投資と投資信託の大きな違いの一つは、株主になるか否か。株投資では、権利確定日に株を保有することで株主名簿に名前が記載される、つまり、株主になります。株主になると、株主優待設定をしている会社であれば優待商品がもらえます。しかし、投資信託に優待設定はありません

まとめ

 年収300万円の人が始める投資術。株投資が良いのか、それとも投資信託か。結論は個人のお好みになりますが、株投資と投資信託の違いをもう一度おさらいしてみましょう。

◆株投資の売買行為はすべて自分で、投資信託はプロにお任せ
◆どちらの投資もすべて自己責任
◆取引手数料は株投資のほうが安い
◆最小売買額は投資信託が一歩リード
◆株投資に株主優待があるが、投資信託にはない

 10万円で始められる無難な投資術。お好みで始められますが、すべて自己責任で。(執筆者:堀 聖人)

年収300万円の人向けの投資術(3)はこちら

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この記事を書いた人

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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。
<保有資格>:第二種証券外務員資格
<メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎)
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