介護について、精神的、経済的不安を抱えている人は少なくないでしょう。しかし、介護保険を正しく理解し、介護サービスを上手に利用できれば、家族が大切な人を介護しながら、自分たちの生活も送ることができます。

介護保険のおかげで、介護の敷居は一気に下がった

介護保険が始まるまでは、介護は福祉の分野が強く暗いものでしたが、平成9年から介護保険が登場したおかげで、介護は福祉の分野からサービス事業へと進化しました。これは利用する側からみると、多種多様なサービスを選べると同時に、サービス内容も充実したものになっています。

介護サービスを利用するにあたり、利用料金が気になりますが、市区町村から要介護認定を受けていれば、自己負担額もびっくりするような金額になることはありません。さらに、所得に応じて軽減される制度もあります。

サービスが充実している中で、自分の予算に合った介護サービスプランを組んでいくことができます。大切なことは、長く続くと予想される毎日の介護ですから、介護する側の生活スタイルにも考慮しながらプランニングしていくことです。介護の疲労やストレスから働けなくなったり、体を壊して共倒れにならないことが大切なのです。

実際に何を検討すれば良いか?


実際に、介護サービスを利用することになった場合、まず考えるべき点は、

本人の希望
いくら介護費用に出せるか
家族の生活

の3つです。

ここでは、今後増えてくるであろう在宅での介護について、紹介していきます。

本人の希望から、住み慣れた家で介護を受けたいとなれば、在宅サービスを利用することになります。在宅サービスの中にもいろいろあります。自宅に来てくれるホームヘルプサービス、昼間だけ施設(デイサービス)に通う通所介護、ショートステイといって2、3日から1週間程度施設に泊まって介護を受ける短期入所生活介護などがあります。

他にも、自宅でスムーズに生活ができるように手すりをつける住宅改修などもあります。これらを、本人と介護する家族の生活に合わせて、1週間のプランから、1か月のプランに起こして、1か月の利用料金が決まってきます。

一か月の費用は3万~10万 だから心配しないで

要介護認定の介護度によってもかわりますが、多くみても3万から10万円程度だと考えておけば良いとおもいます。介護に使える金額が少なくても、必ず介護する家族の負担を減らせるサービスがあります

まずは、市区町村の介護窓口へ相談に行きましょう。あなたの町にも地域包括支援センターが設置されています。介護をする家族の経済的不安や精神的不安、ストレスなどよく理解しくれる職員がいますので、意外なほど力になってくれるんですよ!(執筆者:佐々木 政子)