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ベビーシッター VS ファミサポ 違いを知って使い分けよう

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ベビーシッター VS ファミサポ 違いを知って使い分けよう

子持ちの女性が働くためには子供を保育所などに預けなければなりませんが、保育所等に預けられない場合、ベビーシッターを利用せざるを得ないこともあります。

でも、ベビーシッターを利用するにはお金もけっこうかかりますし、自宅に他人を招き入れることになるので不安を感じる方も多いのではないでしょうか? そこでおすすめなのが「ファミリーサポート制度(ファミサポ)」です!

ベビーシッターとの違いを知っていれば上手く使い分けることができ、託児費用も節約することができますよ。

ベビーシッターとファミサポの違い


ベビーシッターとファミサポには、大きく分けて3つの違いがあります。


ファミサポは事前登録制

ファミリーサポート制度を利用するには、事前に登録しておき、さらに提供会員の方との打ち合わせを済ませておかなくてはなりません。

一方、ベビーシッターの場合はさまざまな民間企業や個人が実施しているため利用方法もバラバラで、事前登録ナシでも急用で利用する、といったことも可能です(突然知らない人に預けるというのは基本的にはおすすめしませんが……)。

預かり場所の違い

ベビーシッターは原則自宅に来てもらうことになります。自宅でみてもらえる分、お風呂に入れたり寝かしつけまでお願いすることも可能。

一方、ファミサポの場合は提供会員の方の家で預かってもらうので、夜遅い時間だったとしても迎えに行く必要があります。ただ、希望すれば自宅で預かってもらえる場合もあります。

利用料金の違い

ファミサポの料金は自治体ごとに決められており、1時間800円程度としているところが多いようです。
※時間帯や曜日によっても変わります。

一方、ベビーシッターの場合は企業・個人ごとに料金が決められています。ベビーシッターの相場はファミサポの2倍程度と思っておいた方がいいでしょう。

安いところもありますが、万が一のときの補償が無かったり緊急時の対応ができないなどの問題もあるので注意が必要です。特に、ネット上の掲示板で個人でやりとりするような場合は細心の注意を払ってください

預かってくれる人は資格を持っている?

「ファミサポは素人だけど、ベビーシッターなら資格を持っているから安心なのでは?」と思っている方もいるのですが、これは勘違い。どちらも、必要な資格というのはありません。

ファミサポは研修制度あり

ファミサポの提供会員さんは、登録時に指定の講習を受けることが決められています。

ベビーシッターはまちまち

企業が運営している場合は所定の研修制度があったりもしますし、個人の方でも保育士等の資格を持っている方はいますが、まったくの素人で、講習等も受けたことが無いという人がベビーシッターをしていることもあります。

以上のことから、どちらが預け先として安心、と言えるわけではありません。

ファミリーサポートセンター事業については市区町村が母体となっている点で安心感がありますが、ベビーシッターの場合はどこを選ぶかによって大きく異なるので慎重に選ぶようにしましょう。

ファミサポとベビーシッターの使い分け


利用料金のことも考えると、可能な限りファミサポを使った方が節約しつつ安心して子供を預けることができます

。たとえばこういったケースでは、ファミサポで対応すると良いでしょう。


あらかじめ分かっている夜間や休日の預かり

基本的に緊急預かりには対応していないので、「来週の火曜日は確実に残業だ」とか「今週は休日出勤が必要だ」という場合に、ファミサポを利用できます。
※ファミサポでは保育所等への送迎もしてもらえます。

子供が病気・病み上がりのときの預かり

熱がある、元気だけど病み上がりなど、保育所に預けられないときにもファミサポが利用できます。こういったケースでは病児保育を利用した方が安上がりですが、病児保育室が満室の場合はファミサポを利用するといいでしょう。

親だけで出かけなければならないときの預かり

仕事でなくても、「友達の結婚式に出席する」とか「上の子供の合唱コンクールを見に行く」など、子供を置いていきたいときに利用することもできます。「ちょっとリフレッシュしたい」とか「美容院に行きたい」といった理由でもOKす。

【提供会員による】緊急預かり

急きょ保育所から呼び出しがあったなど、緊急で迎えに行ってほしい、預かってほしい、という場合もファミサポが利用できる場合があります。対応してもらえるかどうかは提供会員さんによるので、あらかじめ緊急時、都合が悪くなければ対応可能か、ということは確認しておくと良いでしょう。

早朝・深夜・宿泊を伴う預かり

市区町村にもよりますが、宿泊を伴う利用についても対応してもらえるところはあります。また、時間は早朝6時頃から夜22時ぐらいまでのところが多いものの、それ以外の早朝・深夜でも対応してもらえることがあります。

自宅で預かってほしい場合

日常的に残業があるとか、宿泊をともなう出張がある、といった場合は自宅で預かってもらいたい場合もあると思います。提供会員にもよりますが、自宅での預かりをしてもらうことはできます。

ただ、こんな場合はベビーシッターを利用した方が良い場合もあります。

兄弟で預かって欲しい場合

2人以上を同時に預けたい場合、ファミサポでも自治体によっては割引があるところもあります。ただ、ベビーシッターの方が割引率が高い場合は、ベビーシッターを利用した方がお得になることもあります。

日常的に預かってほしい場合

ほとんど毎日保育所のお迎えに行けないとか、頻繁に子供を預けたい場合も、ベビーシッターの場合は月額制で都度払いよりもお得になることがあります。ファミサポは基本的にスポット預かりなので、希望しても日常的な利用には対応できない人も多いです。

基本的にはファミサポでOK!


わたしも子供がいますが、実はファミサポを利用したことはあってもベビーシッターを利用したことはありません。一応ベビーシッターも利用できるよう体制は整えていたのですが、結局利用することが無いまま子供は小学4年生になりました。


・あらかじめ決まっている休日出勤・残業時の預かり
・緊急時の預かり
・病気中の預かり
・深夜までの預かり

などいろんなケースで利用してきましたが、ベビーシッターを利用することなくやってこられました。もちろん、職種や働き方によってはベビーシッターの方がいい方もいらっしゃると思いますが、そこそこハードなお仕事をされている方でも格安なファミサポで十分対応できるのではないかと考えています。

ただ、なかなか家に帰れない激務の方や子供の人数が多い方の場合はベビーシッターの利用を検討されても良いでしょう。

子供の預け先にお困りの方は、それぞれの違いを知って上手く使い分けてくださいね!(執筆者:吉見 夏実)

《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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