【3か月前先回り投資術】　世界株安で急落した4月権利確定銘柄を狙う

原油安や中国をはじめとした新興国不安による世界株安の影響で日経平均も17,000円を割り込み、相場不安定な状態が続いています。

だからこそ、今のうちに割安となった優良銘柄を仕込んでおきましょう。

今回の3か月前先回り投資術、4月権利確定銘柄の中から厳選して5銘柄を紹介します。

この記事の結論

4月権利確定銘柄の中から以下の5銘柄に注目します。

とりわけ、ヤーマンとテンポスバスターズの2銘柄がイチオシです。

1月権利確定の注目銘柄結果

まずは、1月権利確定銘柄の中から紹介した5銘柄の結果をご報告します。

表中の上昇率は、10月末に5銘柄を紹介した後の最高値に基づいて換算しています。

上昇率トップはユークスの35.60％と、相当な上昇率でした。全体的に見ても、権利確定前のいずれかの時点で10月末の株価より上昇していることが分かります。

しかし、1月権利確定銘柄を高値で売れた人はごく一部だったかもしれません。

というのは、1月初旬から日経平均株価は激しく下落し、権利確定日が近づいてから売ろうとしても保有銘柄は相当低くなっていたと思われます。

権利確定銘柄のうち、人気銘柄や優良銘柄は権利確定日に向けて株価が上昇していくという基本的原則は揺るぎないものですが、相場環境の影響を受けて思うように株価が上昇しない、または株価が下落するという弱点があることが分かりました。

相場環境ばかりはコントロールできないものです。それが株投資のリスクに相当するということ、学ばせられました。

2、3月権利確定の注目銘柄の途中結果

11月と12月末に紹介した2、3月権利確定の注目銘柄の動向を見てみます。

ご覧の通り、2、3月権利確定の注目銘柄のほとんどがマイナス圏に突入しています。

何とか10％の範囲内に収まっているものの、原油安と世界株安の波が押し寄せている格好に。今後の好転に期待しましょう。

4月権利確定銘柄厳選5つ

さて、3か月後の4月に権利確定となる銘柄の中から5銘柄にスポットを当ててみたいと思います。

4月の権利確定銘柄は非常に少ないのですが、狙ってみたい高利回りの銘柄があります。

厳選5銘柄を表にしましたので、ご覧ください。

とりわけ注目したいのは、配当利回りと優待利回りを足した総利回りが5％オーバーのヤーマン（6630）とテンポスバスターズ（2751）です。

株主優待名人の桐谷氏も仰っていますが、総利回りの目安は4.0％以上です。筆者も同じく、総利回り4％を高利回りの目安としています。

テンポスバスターズは5％を、ヤーマンは7％を超えている高利回り銘柄ですから、是非とも注目したい銘柄です。

ヤーマンとテンポスバスターズの会社概要やその他詳細に関しては、以下を参照してください。

ヤーマン（6630）

【ココに注目】
実は隠れ “インバウンド銘柄” のヤーマン。訪日客による美顔器需要で営業益が上がっています。売上好調で17年4月期は増配の可能性も。

優良銘柄なので世界株安に負けず株価は上昇中です。タイミングを見計らって仕込みたいところ。イチオシです。

テンポスバスターズ（2751）

【ココに注目】　
純利益は最高益を更新し、16年4月期、17年4月期の連続増配が期待されているテンポスバスターズ。有利子負債も0円と、優良＆堅実銘柄です。

配当利回りは低目ですが、優待利回りがかなり高め。ステーキなどを系列店舗でたっぷり食したい方向けの優待銘柄です。1月の世界株安で相当割安に。今が狙い時かもしれません。（執筆者：堀 聖人）