健康保険制度には、病気やケガをして治療や療養に保険給付を受けるのが一般的ですが、実は死亡時にも健康保険制度より給付金が出る制度があります

死亡時の給付金とは?

健康保険制度に加入している被保険者が亡くなった場合(仕事上での事由以外)に支給されます。


※1 「生計を維持」とは、被保険者本人によって生計費の一部でも維持されていればよく、民法上の親族や遺族であることは問われません。(同一世帯でなくても認められます。)

※2 「実際に埋葬に要した費用」とは、埋葬に直接使用した実費額です。霊柩車代、霊前供物代、火葬料、僧侶の謝礼等が対象となります。

しかし、葬儀の際の参加者の接待費用や香典返しは含まれないものとされています。

「埋葬料」と「埋葬費」が支給される人の違い

「埋葬料」の場合、「埋葬を行う人」に対して支給されます。

しかし、「埋葬費」の場合は「埋葬を行う人」とは異なり、実際に亡くなった被保険者の埋葬を行った人、かつ、埋葬に要した費用を支出した人となります。(通常は、近隣者や知人)

被扶養者(ご家族等)が亡くなられた場合にも支給されます


※3 被扶養者(ご家族等)は、健康保険の被扶養者に該当する人をいいます。なお、死産児は被扶養者ではありませんので、家族埋葬料の支給対象にはなりません。

このように健康保険制度の死亡に関する給付は、幅広い方々が支給対象となりますのでもらい忘れがないように注意が必要です。(執筆者:高橋 豊)