遺伝子検査

その人のDNA情報を読み取り、様々な疾患に対するリスクや体質の遺伝的傾向を知るための検査です。

遺伝子の情報は変化しないと言われており、一度行なえば再び検査する必要はないとされています。

しかしこの検査はまだ万能という訳ではなく、医療用の遺伝子検査とは異なるものであることを理解する必要があります

自宅にいながら簡単・手軽に行なえる遺伝子検査。

その費用と内容について調べてみました。

どんな疾患に対し、どれだけのリスクがあるのか…

ここでは株式会社DeNAライフサイエンスが行なっている遺伝子検査「MY CODE」を参考に見ていきましょう。

最大280項目を調べることが可能なこの遺伝子検査では、次のようなものに対するリスクを調べることが出来ます。

・各種がん
・B型、C型肝炎
・潰瘍性大腸炎
・アルツハイマー病
・筋委縮性側索硬化症(ALS)
・骨粗しょう症
・痛風
・糖尿病
・花粉症
・心筋梗塞
・脳梗塞

これらのリスクは事前に知り得るのなら知っておきたいと思う人も多いことでしょう。

今後の生活習慣の改善に役立てることも可能です。

こんなことまで分かっちゃう!

また、次のようなことも調べることが出来ます。

・出生時の体重
・骨密度
・閉経の時期
・記憶に関連する脳の部位(海馬)の大きさ
・虫歯のなりやすさ
・耳垢のタイプ
・85歳以上まで長生きする可能性
・血の止まりやすさ
・男性型脱毛症のなりやすさ
・日焼け直後の肌の炎症の起きやすさ
・そばかすの出来やすさ

「こんなことを知ったところでね…」

と思う項目もありますが、中には興味津々という人もいるでしょう。

検査項目はほかにもたくさんあります。

あなたはどんなことが知りたいですか?

遺伝子検査~代表的な3社を比較してみる

1. MY CODE

「ヘルスケア(検査レポートブック付き)」


≪画像元:検査結果(最大26項目)のまとめページ https://mycode.jp/plans/health-care-kami.html?int=top-item_healthcare_kami_detail≫

3万3,800円(税抜き)

最大280項目の検査を行ない、検査結果を見やすい冊子で分かりやすく解説する

「ヘルスケア」

2万9,800円(税抜き)

最大280項目の検査を行なう 

「がんパック」

1万4,800円(税抜き)

がんの遺伝的傾向が分かるコース

「ディスカバリー」

9,800円(税抜き)

祖先のルーツや体質から自分を発見できるコース

在籍している遺伝カウンセラーに無料で相談することが可能となっています。

* 採取方法…専用の容器に唾液を採取する

2. DHC   

「元気生活応援キット」

1万9,800円(税込み)

遺伝的リスクや特徴について55項目を検査する

特徴

検査後に「検査結果報告書」と、生活習慣の改善策やアドバイス提案する「DHCパーソナル・カルテ」が届く

* 採取方法…採取棒と呼ばれる綿棒のような物で、両頬の内側の粘膜をこすって細胞を採取する

3. ジーンクエスト  

「ジーンクエストALL」

4万9,800円(税込み)

約290項目の検査を行なう

「ジーンクエストLITE ダイエット+スキンケア」

1万4,800円(税込み)

太りやすさや肌トラブルに特化したコース

「ジーンクエストLITE 脳の老化+ロコモ」

1万4,800円(税込み)

骨・関節・認知機能の遺伝子を分析するコース

このほかにも「ダイエット+筋肉」「ロコモ+メタボ」、アルコールの分析力を測る「アルコール」などのコースがあります。(それぞれ税込み1万4,800円)

* 採取方法…専用の容器に唾液を採取する

ロコモとは…ロコモティブシンドロームの略語で、運動器の障害により要介護になるリスクが高くなること

遺伝子検査の需要が高まっています

この金額を高いと見るか安いと見るかは人それぞれ。

しかし近年、これらの遺伝子検査の需要が高まっていることだけは間違いありません。

個人用の遺伝子検査は通販タイプが主流。自宅にいながら簡単・手軽に行なえます。

結果もネットで見られるので、スマホやPCがあればどこにいてもチェックすることが可能です。

遺伝子検査の詳細については、各企業のHPから見ることが出来ます。

遺伝子検査を正しく理解する

遺伝子検査とひとくちに言っても、「診断を目的」としたものは「医療用の検査」になります。

遺伝子検査の結果により、乳がんを未然に防ぐため、乳房の切除を行なったアンジェリーナ・ジョリーさんの選択に衝撃を受けたのは記憶に新しいところです。

アンジェリーナ・ジョリーさんが受けた遺伝性乳がんの遺伝子検査は、「医療用の検査」に当てはまります。「医業」と見なされる行為は医師でなければ出来ないため、一般の遺伝子検査が遺伝性疾患について診断を行なうのはNG

「これぐらいのリスクがある」とか「こういった傾向がある」などの表現に留まらざるを得ません。

一方の遺伝性がんのリスクを調べる医療用の遺伝子検査も、決して100%ではありません。

特定の遺伝子の変異が見付かったからと言って「絶対がんになる」という訳ではありませんし、逆に遺伝子の変異がなくてもがんになる可能性はあります。

最終的にどうするかは自分が判断することですが、予防や治療の選択肢が広がったことだけは間違いないと言えるでしょう。

遊び心も持ちながら…

一般の遺伝子検査はまだまだ万能とは言えないものの、その研究は飛躍的な進歩を遂げ、今後は更に信頼性が高くなっていくと思われます。

また人気が高まると共に悪質な犯罪も増える傾向にあるので、米国では公的機関が遺伝子検査企業の監視を行なっています。

日本でもこういったシステムが整えられれば、より安心して申し込むことが出来るようになりますよね。

遺伝子検査はその検査結果に気持ちを大きく左右されるのではなく、まずは生活習慣改善の目安と捉えて利用するなど、遊び心も取り入れて楽しむ余裕を持つようにしましょう。(執筆者:藤 なつき)