2月相場入りとなりましたが、一週間を通して下を意識させる動きが多く見受けられました。が、明確に安値更新などの底割れはなく、まだBOXの可能性を残しています。

ただ、1月16日に実現したデットクロスが25日線の上向きによる「だまし」となっていて、すぐ下落とはならなかったですが、2日から3日にかけてデットクロスを実現させました。

今回は25日線が下向きであることで「本物」となる可能性もありますが、BOXであるならデットクロスから下落という形にはならなりません。

現段階で「本物」のデットクロスとは言える状況ではないものの、警戒は必要と考えます。

デットクロスは本物か?


週明け、安値更新から1月18日の安値更新まで押すならば、今回のデットクロスが「本物」といえる状況が整います。

さらには、空けた窓を埋めることが出来ずに、上値抵抗帯として25日線と重なる形で残したことで週明けも上値が重くなる可能性が高くなっています。

しかし、ダウの雰囲気を見ると2万ドルを回復して週末入りしたことで、ダウの上値追いは現実味が高く、それに追従する形に日経平均がなれば、BOX上放れで一気に2万円を上抜く可能性も出てきます。

ますます、上下の方向を見極めることが難しくなってきています。

そうなるとやはり、メドを上下においてメドに近くなる、もしくはぶつかる「ブレイク」という考えをもって、シナリオを立てて玉の操作をするしかないのかなと考えます。

私としては、週末を均衡に近づけながら、指数は売り優勢としています。

その理由としては、やはり25日線の向きと一目均衡表の状況を見てそうしています。

現状分析

5日線に関しては、25日線を割り込み、短期的に下を示す展開となっています。

25日線は1月18日の安値を割り込むとデットクロスが本物となりグランビルの売りの2を形成したという状況が整います。

75日線に関して形状は変わらないものの、乖離幅は最小になっているように見受けられます。

テクニカル指標


一目均衡表で雲に突入という形となりました。これは、11月の米国選挙以来ですが、本格突入と考えると昨年の夏以来となってきます。

完全に上昇トレンドに関しては崩れていて、下落に入るかの瀬戸際と考えます。

遅行線に関しても、日々線の下を推移していて下方シグナルを出し始めています。このまま下がったとしての天底一致は、5営業日後のSQ算出の時期に訪れると想定します。

ボリンジャーバンド

変わらずほぼ横ばいでBOX示唆ですが、バンドの向きが徐々に下向きになりつつあるとは考えます。

そして下値が-1σで止まれなかったので、下落入りの可能性が高い形を形成していると思われます。

スローストキャスト

2本のラインが下まで降りて来て、ゴールデンクロスを示唆した形状となっています。

すなおにクロスして、2本のラインが上まで登り切れるか途中で折れるか?

はたまた売られすぎゾーンで横にスライドして、下降シグナルを出してくるか?

現状では様子見となりますが、上昇に戻るにはハードルが高い展開です。

総合判断


BOXトレンドでの推移の中で下げに転じそうな雰囲気を出したと考え、下げへの警戒感を強めています。

ただし、下げたとしても深い下げは今のところ可能性としては低いと考えています。

米国の動きでは、雇用統計の内容が好調で、ダウが上がりCMEもつれ高となっています。

ですので、週明けは上で始まることが想定されますが、トランプ政権の移行からドル安円高進行となり、週明け、素直に上げてくるかに注目です。

今後の展開は、「強いアメリカ」に同調できるのか? 乖離していくのか?

まだ結論が出ませんが、今のところ、もともとのシナリオ優先で春に向けて上げて来るだろうという考えをもとに、建玉に関しては意識していこうと思います。

週明けは節分底になれるか注目しつつ、トランプ大統領の言動 行動にも世界と同じく注目せざるを得ないと考えます。(執筆者:城 晶子)