誰でもが一度は、

自分はどのように歳を取っていくのだろう

自分は介護されるとしたらどこでどのように過ごしたいだろうか

と考えたことがあるはずです。

そしていつの間にか介護を必要とする年齢となっているのです。

思い描いたようではない現状がある方もいます。

子供や嫁に看てもらうはずだったが、今は一人で暮らしているという方も多いです。

これから不安を感じるそのような状況に助けとなる介護サービスについて取り上げていきます

一人暮らし高齢者の現状

よくテレビ等でも取り上げられるように80、90代のほとんど病気をしない元気な高齢者はたくさんいます。

自分たちは貧しくてよく働いたからだと自慢げに語る方も多いです。

10年前のある地域の調査では65歳以上の高齢者のうち5人に1人が一人暮らしをしているという結果になっています

地域差もありますが現在はより増えていることが予想されます。

また、年齢層では75歳以上という後期高齢者層が全体の3分の2を占めています。

持ち家に一人で住む割合が高く、後期高齢者の4人に1人は介護保険サービスを受けながら暮らしているという状況でした。

老いに伴う健康への不安を抱えながらの生活で中には地域に親しい人がいないという場合もありました。

一人暮らしの高齢者を取り巻く環境はその地域性によって大きく異なると予想されます。田舎はつながりが強く、都市部は薄いという具合にです。

また家族が同居するはずだったのに仕事やその他の事情で別居せざるを得ない場合や、高齢者自身が早くに配偶者をなくし一人暮らしに慣れたから一人でもいいという場合もあり、状況は人それぞれです。

住み慣れた環境を離れないほうが高齢者の精神面にとって良い場合もあります

このように昔は家族が同居して看るという方法が主流でしたが、現在は一人暮らしの高齢者の多くがそのまま地域で介護サービスを利用しながら生活をしていけるようになってきています

その方法について続いて取り上げていきます。

介護保険外サービス

簡単に言うと、介護保険を使わない全額自己負担のサービスということです。

なぜこれが必要かというと趣味嗜好のための活動に対して介護保険では関われないからです。必要最低限のサービスが介護保険のサービスです。
 
介護保険外サービスの中には

・ 通院への同行
・ 庭の手入れ
・ 大掃除等
・ 安否確認のための見守り
・ 食事の宅配サービス
・ 訪問理美容サービス

まで様々です。

それぞれの自治体独自に比較的安価に提供されているものもあれば、通所介護施設等利用している場合、通院の日は職員が介護保険外サービスとして自費で介助を行う場合もあります。
 
この中で見守りサービスを取り上げるならば、

・ 日本郵便の実施する郵便局員による訪問型サービス、

・ 家の中にセンサーやカメラを設置する

・ 担当者が決まった時に電話を掛ける会話型サービス

など様々です。
 
このような日々増えていく介護保険外のサービスについては実際に自治体や地域包括支援センターに問い合わせてみるなら必要なサービスを見つけることができます

介護保険によるサービス

主な生活援助としては訪問介護が挙げられます。食事や掃除、買い出し等を援助してくれます

入浴に関しては訪問入浴サービスやデイサービスがあります

服薬管理が難しくなってきた場合にもデイサービスや訪問介護サービスを利用し確実に見守ってもらうことができます。

寝たきりとなっても訪問看護や医師による往診、夜間の訪問介護サービスを利用できます。

ただどのサービスにも時間的な限界や、制度上の縛りがあることから、地域による見守り等人との結びつきや家族による訪問なしには続けていくことは難しいと言えます。
 

大まかな費用

まず介護度によって全く利用料が異なります。介護度があがるほど高くなります

ただ支給限度額も比例して上がるので、介護度が上がるほど基本的には多くのサービスが利用できるということです。

限度額を超えた場合には全額が自己負担となります。
 
例えば介護度1の場合、限度額が16万6,920円であるので、介護保険内で最大27日デイサービスが利用できるということになります。

細かく言えば、事業所の規模や営業時間によって少しずつ料金が変わってくるので担当のケアマネージャーに確認できます。
 
支給限度額のうち利用分の1割、所得によっては2割が自己負担となります

このように自身の状況や願いによって限度額内でどのようにサービスを組み合わせていけるかはすべてケアマネージャーが計算するので自由に相談しながら計画していけます。

まとめ

時代の変化、高齢者の必要に伴い年々社会が変化しています。

以前には考えられなかった仕方で一人暮らしの高齢者が地域で生活できるような仕組みが構築されつつあります。

一番居心地の良い場所で自分なりの暮らしができる、そんな生活のための介護サービスを積極的に利用していきたいものです。(執筆者:佐々木 政子)