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【今週の日経平均を考える】本格的反発か? 自律反発で終わるのか?

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【今週の日経平均を考える】本格的反発か? 自律反発で終わるのか?

日経平均の今の反発が、本格的な反発となるか? 自律反発で終わるかの見極めは、週明けに答えが出るだろうと考えますが、現状見えているものだけで判断すると、自律反発の範疇と考えます。

この後の展開として、週末に到達した節目の25日線あたりを窓空け陽線(大き目)で上抜けて行く、もしくは、少し上にいる75日線あたりに対しても同じことが言えるのかなと考えます。

現状の値動きで、本格反発を示すかもしれない動きは、8月17日から18日かけて空けた窓埋めを完了して、週末に窓埋めから完全に窓の上限を上抜けて行くような動きとなっていることは、このまま本格反発の雰囲気は出しています。

さらには、上げ下げの形で見ていくと、8月23日の高値を超えたことで、切り上げの雰囲気も出しているように考えられるので、この辺りも本格反発の可能性の一つと言えます。

そして極めつけは、8月18日から30日までを一つの塊(離れ小島)と考えた、アイランドリバーサルが、8月31日に完成したようにも見えます。

上記の点からは底入れの可能性は伺えます。

しかし、今のところ下向きの25日線に到達したものの、週末の終値では、上抜け切れず陰線を形成していることや、週明けの寄り付きも金曜のローソク足の範囲内で寄りつき、ほぼ横ばいという事を考えると窓空け陽線はおあずけとなりそうです。

やはり25日線が下向きの間は、簡単に勢いに任せて上抜けていけないのかな? と思わせる値動きです。

さらに木曜日 金曜日の値ごろが38.2%の反発ゾーンとなっており、厳密に38.2%を超えてはいるものの勢いもなく、50%までは到達してないことから、現状の幅では自律反発の範疇と考えられる要因です。

この後、50%(1万9,799円)に到達すると、チャートの形状でも8月15日の高値を上抜ける形となり2段階目の切り上がりを示し本格反発に入ると考えます。

そのあたりを週明けに見極めと考えます。

そして週末発表の雇用統計の数値を見ると、現状見える表面的なものとしては、好材料とは見えないことから、ここから一気に上昇に戻すには少々ネタ不足かと考えます。

したがって現状は、下落は止まるかもですが、上昇まではいかず、BOXか下落という見立てになります。

現状分析


5日線

短期的には反発していると認識できる値動きです。

25日線

週明けも気持ち上げて始まりそうなことから、週明けは25日線に絡まる形となりそうです。

しばらく25日線の上下で揉みあい、向きが変わるのを待って反発 というシナリオと、一旦 気持ちだけ上に顔を出したのちに下落し、安値更新となるグランビルの売りの2という展開の2つが私の想定シナリオです。

ここから25日線の向きの変化に注目です。

75日線

下向き継続で下に乖離したままとなり、特に何かを示すような動きとはなりませんでしたが、もしこのまま75日線の上に出ていくとしたら、向きは下向きに変えたものの、今が対75日線の買いの2という可能性も浮上し始めたと考えます。

ただ現状は、下向きで下に乖離ですので、中期的には下降中の自律反発という認識になります。

トレンドライン

短期的なものになりますが、8月8日と23日を結んだラインは、8月28日にブレイクし短期的な反発示唆となっています。

さらに25日線 75日線が上値抵抗線ということを記載した通り25日線が 上値抵抗線として機能する展開となっています。

今後 上抜けるとしたら75日線がまず抵抗線となり、その上6月20日と29日を結んだラインが機能してこのラインを上抜けると上昇に戻る可能性が高くなってきます。

横軸としては、8月15日の戻り高値が重要なラインとも考えます。

下に関しては、直近安値となる8月29日の安値に対しての動きが気になるポイントとなります。

テクニカル指標


一目均衡表を見ると現状 雲の下という事で弱いという事は変わらないのですが、転換線は上抜けたことで反発はしている認識です。


さらに基準線が上値抵抗線として機能しました。

そして下げたポイントでは、遅行線が雲から下抜けなかったことが、下げに対して加速させなかった要因と考えられる値動きです。

ボリンジャーバンド

-1σを上抜けたことで、勢いある下落はいったん終了で週末抵抗帯として機能したTPラインに対して今後 どのように動くかに注目です。

さらには、-2σが上向き始めたことで、横ばいに入っていくのか? 収斂を始めるのか? ここも見極めポイントとなってくると考えます。

完全に言えるのは、下落のバンドウォークは終焉で、ここから再度 下落となるかトレンドが変わるかの見極めにいることです。

スローストキャスト

2本のラインが概ね、買われすぎゾーンまで淘汰値したことで、勢いのある下げは、いったん終了という値動きです。

さらに2本のラインの上がり方が緩やかなことが少々気になります。

この後の展開としては、デットクロスの後に2本のラインが下まで降り切らずにゴールデンクロスとなれば、トレンドは完全に変換示唆という事になりますので注目です。

総合判断


強い下落は一旦終了で、今の反発が自律反発か本格反発かの見極めポイントに入ったと考えます。


私のシナリオは、まだ下げ止まってないことをメインとし、最悪でも2番底を作りに来ることを想定しています

このままV時回復という可能性は現状低いと考えますが、ゼロではないという認識です。

非常に難しい局面に入りましたが、最終的にはどのような動きをしてもやることは決まっているので、自身のルールの中での建玉の操作をして、最終的に勝ちにもっていくという考えに変わりはありません。

ファンダメンタル的には材料不足で、上も下もあり得る状況下です。

私は25日線の向きが変わるまでは、下へのシナリオを中心としていこうと思っています。

では、今週も慎重に冷静に 慌てずに行動していきましょう。(執筆者:城 晶子)

《城 晶子》
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執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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