全国の最低賃金が過去最大(平均25円)の引上げ じぶんの地域の「最低賃金」をチェックしよう

平成29年9月下旬より10月中旬にかけて全国の最低賃金が改定されます。

今回は、最低賃金が過去最高の上げ幅となります

会社や働く人は、給与が最低賃金以上になっているか、チェックしましょう。

最低賃金とは?

最低賃金とは、最低賃金法に基づき国が最低賃金額を定めているものです。

年齢や国籍(日本人や外国人)に関係なく、そして雇用形態も正社員、派遣社員、契約社員、パートタイマーやアルバイトなど働くすべての人を対象に賃金の最低額を保障する制度です。

最低賃金には、「地域別最低賃金」と、「特定最低賃金(産業別最低賃金)」の2つがあります。

今回は、「地域別最低賃金」の改定です

全国平均は「平均25円」増の「848円」

都道府県の経済実態に応じて、全都道府県をABCDの4ランクに分けて、引上げ額を26円~22円としています。

2年連続となる3%の引き上げとなっています。※括弧書きは、平成28年度地域別最低賃金。

平成29年度地域別最低賃金改定状況

≪出典:厚生労働省HP

最低賃金と自分の給与との比較

時給制で働いている人は、すぐに自分の賃金と最低賃金の比較ができると思いますが、月給制などで働いている方は自分の給与と最低賃金との比較が難しいと思います。

最低賃金額との比較方法については、確認したい賃金を時間額にして、最低賃金額(時間額)と比較しましょう。

(1) 時間給の場合 :時間給 ≧ 最低賃金額(時間額)

(2) 日給の場合 :日給 ÷ 1日の平均労働時間 = 時間給 ≧ 最低賃金額(時間額)

(3) 月給の場合 :日給 ÷ 1か月の平均労働時間 = 時間給 ≧ 最低賃金額(時間額)

(4) 上記(1)、(2)、(3)が組み合わさっている場合

※例えば、基本給が日給で各手当(職務手当など)が月給の場合

手順1 : 基本給(日給) →  の計算で時間額を出す
手順2 : 各手当(月給) →  の計算で時間額を出す
手順3 : 手順1 と手順2を合計した額 ≧ 最低賃金額(時間額)

最低賃金は、雇う上でも働く上でも最低限のルールです

会社も働く人も必ず最低賃金を確認しましょう。(執筆者:高橋 豊)

この記事を書いた人

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ゆたか社会保険労務士事務所 代表
大学卒業後、中堅企業にて労働関係法規や社会保険関係法規等に絡む業務、社内研修などの企画立案・実施、新卒採用などの人材採用・人事を経験。社会保険労務士事務所開業後は、企業に対して「人材がやめない企業づくり」をモットーに各種制度提案、就業規則等の作成、退職金制度設計、助成金申請などを行い、個人に対しては、遺族年金・障害年金等の複雑な年金請求のサポートを行っている。また、大学や短大でキャリア教育講座の講師を務めており、学生の就職活動支援なども行っている。
<保有資格> 社会保険労務士、宅地建物取引士、管理業務主任者
・愛知県雇用労働相談センター 相談員
・愛知県医療勤務環境改善支援センター 相談員
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