「国税の納付」はコンビニもクレカもOKに! それぞれの特徴と注意点を解説

年が明け、いよいよ本格的な確定申告の時期が到来してきました。

慌ただしくなる2月・3月を前に、個人事業主の方や副業サラリーマンの方は着々と準備を進めていることと思います。

申告するのはいいけど納税が面倒くさい」という方向けに、今回は最近の納税方法をご紹介します。

国税のこれまでの納税方法

従来、所得税や法人税などといったいわゆる「国税」は、次のいずれかでなければ納付ができませんでした。

・ 税務署で納付
・ 郵便局あるいは銀行で納付
・ 口座振替
・ ダイレクト納付
・ インターネットバンキングによる電子納税

税金が出ればやらなくてはいけない納税ですが、人によっては税務署や金融機関に足を運ぶ暇がなかったりします。

また、口座振替やダイレクト納付、インターネットバンキングによる電子納税も、事前の手続きが必要です。

つまり、それなりの「面倒くささ」がつきまといました。

しかし最近、これらの納付方法に加え、クレジットカードによる納付とコンビニ納付が新たに加わり、より簡単に納税ができるようになっています

クレジットカード納付とは

クレジットカード納付とは、インターネットでクレジットカード決済をすることによる納税をいいます。

クレジットカードを使うことで国税庁が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)がいったん立替払いを行い、その後納税者本人に納付受託者から立替分について請求が行われます。

詳細は次の通りです。

1. 使えるクレジットカード

・ Visa
・ Mastercard
・ JCB
・ American Express
・ Diners Club
・ TS CUBIC CARD

2. 対象税目

申告所得税及び復興特別所得税、消費税、法人税(連結納税を含む)、地方法人税(連結納税を含む)、贈与税、相続税など27種目

3. カード決済手数料

<納付税額>   <決済手数料(税込)>
1円~1万円     82円
1万1円~2万円   164円
2万1円~3万円   246円
3万1円~4万円   328円
4万1円~5万円   410円

※5万円超については、1万円を超えるごとに82円が加算されます

4. 事前手続き

不要

5. 注意点

クレジットカード納付だと領収書が発行されません

そのため、メールを領収書代わりに保管する必要があります。また、一度決済すると取消ができません

またクレジットカード納付をした国税についての納税証明は、納付から3週間くらい待たないと取得できない場合があります。

クレジットカードで国税を納付できる専用サイトをしっかり確認し、上手に活用しましょう。

コンビニ納付とは

また、納税額が30万円以下ならば、コンビニでも納付を行うことができます。詳細は次の通りです。

1. 利用できるコンビニ

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクスなど20店舗

2. 対象税目

すべての税目(ただし、所得税徴収高計算書等による納付など、一部利用できないケースもあります)

3. 手数料

なし

4. 事前手続き

必要です。

所得税の確定申告の場合、申告書の提出時に税務署にバーコード付の納付書の発効を依頼する必要があります

5. 注意点

クレジットカード納付と同様、領収書は発行されません(払込金受領証は発行されます)し、納税証明を取るまで3週間ほどかかる可能性があります

また、コンビニ納付は現金のみです。

バーコード付納付書の発行についても、税務署が空いているときなら即時発行も可能ですが、2月中旬以降のように混雑時期になると発行までに時間がかかる可能性が高まります。

活用したい場合には早めに申告を済ませるようにしましょう。

最後に

24時間空いているコンビニやネットでのクレジットカード納付は忙しい人には、より便利な方法かと思います。

とはいえ、それぞれに手数料や発行依頼などのデメリットもあるわけです。

それぞれの特徴を掴み、上手に活用していただければと思います。(執筆者:鈴木 まゆ子)

この記事を書いた人

鈴木 まゆ子 鈴木 まゆ子»筆者の記事一覧 (83) http://ameblo.jp/mayusuzu8/

税理士、心理セラピスト。
2000年、中央大学法学部法律学科卒業。12年税理士登録。現在、外国人の日本国内での起業支援に従事。会計や税金、数字に関する話題についての記事執筆を行う。税金や金銭、経済的DVにまつわる心理についても独自に研究している。共著に「海外資産の税金のキホン」(税務経理協会、信成国際税理士法人・著)がある。ブログ「税理士がつぶやくおカネのカラクリ」
<保有資格>税理士
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