家族が突然寝たきりになってしまった

「どのような介護をすればいいのか」

「自宅で介護をするのか」

「施設に入居してもらうのか」

いろいろ考えなければならないことがあります。

いずれにしても、気になることの1つがお金のこと。

今回は、自宅で介護する際に利用できる訪問介護とその利用料金について説明いたします。

訪問介護とは?

自宅に訪問介護員(ホームヘルパー)訪問してくれて、利用者のケアをしてくれるサービスです。

行ってくれるケアは、

・身体介護… 排泄介助、入浴介助、食事介助など

・生活支援… 掃除、洗濯、買い物、調理など

・通院時の乗車、移送、降車などの介助

です。

このうち、寝たきりの方に対して行われるケアは身体介護が中心です。

どのようなケアが必要で、いつ訪問を行うのかは、本人・家族と相談の上でケアマネジャーによって作られる、ケアプランという介護の計画書にまとめられます。

さらに、そのケアプランをもとに訪問介護計画書が作られ、それに沿って日々の介護が行われます

費用例1:収入のある娘さんが介護者

本人の状態:要介護5で寝たきり

介護者の状況:主な介護者は娘さんで、日中は仕事をしている。

ケアの内容

・ おむつ交換等の排泄介助と食事介助の身体介護30分を1日4回

・ 全身清拭の身体介護60+ベッドメイクなどの生活援助30分を週2回

平日の朝や夜間は介護者さんがケアを行います

朝の排泄介助や食事介助を行った後、仕事に出かけ、仕事が終わった後の夜間の排泄介助を介護者さんが行います。

例えば、日中は10時に排泄介助、12時に食事介助、15時に排泄介助、17時に食事介助をそれぞれホームヘルパーさんにお願いする形です。

1週間にかかる料金

・ 30分の身体介護=245円×28回=6,860円

・ 60分の身体介護+30分の生活援助=455円×2回=910円

約1か月分(28日分)の料金

4週分と考えると、約1か月分(28日分)で3万1,080円です。

費用例2:高齢の妻が介護者

本人の状態:要介護5で寝たきり

介護者の状況:主な介護者は高齢の妻で、金銭的な負担は少ない方がいいと考えている。

ケアの内容

・ おむつ交換等の排泄介助を身体介護30分を1日2回

・ 全身清拭の身体介護60分+ベッドメイクなどの生活援助30分を週2回

料金面では抑えられるものの、介護者さんの介護負担が多くなります

例えば、食事介助は1日3回、全て介護者さんが行います。日中の2回のおむつ交換以外も介護者さんの負担です。

介護疲れで、介護者さんが倒れてしまわないように、ショートステイの利用などを考えてもいいでしょう。

1週間にかかる料金

・ 30分の身体介護=245円×14回=3,430円

・ 60分の身体介護+30分の生活援助=455円×2回=910円

約1か月分(28日分)の料金

4週分と考えると、約1か月分(28日分)で1万7,360円です。

まとめ

在宅介護をする際に強い味方になってくれるのが、ホームヘルパーさんです。

介護者さんが仕事に行っている間、安心してケアをお願いしたり、自分のケアの負担を軽くしたりすることができます。

また、ホームヘルパーさんのケアの方法から、効率的なケアの方法などを学ぶこともできます

自分のライフスタイルに合ったケアは、在宅介護を長続きさせるポイントでもあります。

無理のないケアの計画を立てるためには、相談が重要です。

介護疲れを感じたり、困ったことがあった際は、ケアマネジャーさんやヘルパーさんに相談すると解決の糸口が見つかることもありますので、細かい事でも言葉にしてみてくださいね。(執筆者:佐々木 政子)