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「人生100年時代」に必要な準備は50代から 「人生の残り時間」をしっかりイメージすることが大切

シニア 退職金
「人生100年時代」に必要な準備は50代から 「人生の残り時間」をしっかりイメージすることが大切

「日本人の平均寿命は世界一」とはよく聞きますが、実際のところどれくらいなのでしょうか。

厚生労働省の「平成28年簡易生命表」によれば、日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳で、ともに過去最高を更新しました。

国際比較では、男女ともに 香港に次いで世界2位となっています。

このような平均寿命の数字を使って「自分はあと何年生きられるか」 を計算します。

私はあと何年生きられるのかしら?

この時に

平均寿命(80歳) - 自分の年齢(50歳) = 残りの年数(30歳)

という計算をしてしまいますが、厳密に言えば正確ではありません。

より正確な数値を出すには「平均余命」で考えましょう

平均寿命と平均余命の違いは以下の通りです。

【平均寿命】 生まれてから死ぬまでの平均的な年数
【平均余命】 現在〇歳の人が死ぬまでの平均年数

例えば、60歳の人であれば、男性は23.67年、女性は28.91が平均余命になります





60歳からの人生は何時間か

60歳は、一般的に「定年」を迎える方の多い年齢です。

自営業の方や、会社員でも会社の制度によってさまざまですが、仮に60歳をセカンドライフのスタートと仮定し、平均余命を前述の、男性 23.67年、女性28.91年とした際の、それ以降の人生について、いろいろな角度から見てみましょう。

人生を24時間にたとえてイメージすると?

人生を 24時間にたとえると、60歳時点は何時何分になると思いますか?

答えは次のとおりです。

男性 17時15分くらい

女性 16時20分くらい

会社勤めをしている方なら「まだ仕事をしている時間だ」と思うでしょうし、主婦の方なら「これから買い物に行って、夕ご飯の支度を始める時間ね。

夕食を作って、帰宅する家族の帰りを待って、夕食をとって」と、長い一日はまだまだ続くという印象を受けるのではないでしょうか。

60歳からの残り時間を計算すると?

睡眠時間を8時間として、それを除いた残りの「活動に充てられる」時間はどのくらいあるでしょうか

答えは次のとおりです。

男性 約13万8,000時間

女性 約16万4,000時間

10数万時間と見るとピンと来ないような数字ですし、長いようにも、短いようにも見えます。

イギリスのマルコム・グラッドウェル氏の著書「Outliers(邦題:天才!成功する人々の法則)には、「特定の分野で世界的な一流になりたいのであればそれには1万時間の練習や実践が必要だ」とあります。

2008年に登場して以来、大きな反響があった本ですが、60歳から何かに時間を費やして、一定のレベルに達することも可能な時間が十分にあるとも受け取れます。

人生100年時代は、シニアにとって幸せなこと

これからは人生100年時代です

そんな希望ある見方がある一方で、人生100年時代という言葉がメディアを賑わせ、将来が不安、長寿は経済的リスクがあるのではと考える40代、50代も増えているようです。

それはとても勿体ない考えだと思います。

働き盛りの30代、40代と異なり、60代以降は、仕事との時間的な関わりが減り、時間的な余裕も生まれます。

時間がないからと諦めていた趣味を楽しんだり、長期の旅行をしたり、平日昼間は混雑が緩和されるような人気施設を訪れたりと、時間を有意義に過ごすことが可能になり、60代からこそ自分らしい時間を楽しめるとも言えます

ただ、そんな自分らしい時間を過ごすためにも、大切なのが、ゆとりある生活資金と健康です

特に、生活資金については、60歳になる前、できれば50代のうちから、必要な生活資金を把握し、年金として受給できる金額の不足額を知ることです。

同時に平均余命から、定年後に必要になってくる生活資金を試算し、不足額を補うためにどのような手段があり、自分自身ができる「最適な準備を知る」ことが大切

です。

そんな将来の備えを50代のうちにしておくことで、60代以降の人生が楽しみになってくるはずです。(提供:ファイナンシャルアカデミー 定年後設計スクール)




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