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「お墓」は買ってからもお金がかかる 予算別「お墓購入方法」と買う前に知っておくべきこと

シニア 葬儀
「お墓」は買ってからもお金がかかる 予算別「お墓購入方法」と買う前に知っておくべきこと

お墓を買う前に知っておきたいこと

お墓を買うときには、「住宅を買うとき」と照らし合わせて考えるとわかりやすくなります。

お墓を建てる墓地は家を建てる土地であり、墓石は家にあたります。

さらに、家は住んでいる限り維持費がかかるものです。

家の維持費は、お墓の管理費にあたります。

お墓の管理費は、毎月払いではなく毎年数千円から2万円前後の年間払いになるでしょう

このようにお墓を買うときには、買うときに支払うお金だけでなく、ずっと払い続けなければならないお金のことまで考える必要があります

お墓を買う前に知っておきたいこと

【予算10万円以内】知らない人と一緒でも大丈夫なら自治体運営の「永代管理塔」

自治体運営の永代管理塔とは、簡単に言えば「自治体が運営している墓地にある合同のお墓(合葬)」です。

永代管理塔は大きく分けて2種類あり、大きな塔や木の下に多くのお骨が納骨されていることもあれば、建物の中にマンションのような個室ブースがあり、お骨を納骨していること(自動搬送式納骨施設)もあります。

似た言葉に永代管理墓もありますが、「塔」は一つの墓につながりのない人たちが合葬されているイメージですが、「墓」は一つずつスペースが区切られているイメージです。

「墓」は「塔」よりもずっと値段が高くなります

自治体が運営し、大きな塔や木に合葬される永代管理塔は、買うときにまとまったお金は必要ですが、その先はお金がかかりません

申し込むときには「60年先までの管理料を一括で支払う」ということで、5万円から10万円程度を支払います。

一方、永代管理塔であっても自動搬送式納骨施設を希望する場合は、毎年の管理費が発生します

買うときに約50万円程度支払うだけでなく、毎年1万円程度の管理費も必要です。

金額だけで選ぶのならば「自治体が運営する永代管理塔に合葬する方法」が一番安くなるでしょう

しかし一方で、一度合葬したお骨は二度と取り出すことができないというデメリットもあります

お墓を買うときには、金額だけでなく、お墓に何を求めるのかを考えてから行動に移すことが大切です。

しばしば「俺は墓なんて必要ないから、お骨は庭にでも埋めてくれ」という人もいますが、墓地以外にお骨を埋めてしまうことは法律で禁止されています

【予算100~200万円以内】「墓石で選ぶか墓地で選ぶか」それが問題

お墓を買う人の平均金額が150万円前後のため、100~200万円の価格帯は一番需要があります。

そのため、お墓の選択肢も増えるため、しっかりとした見る目が必要です。

お墓の値段は、墓地の立地と面積、墓石に使う石の値段で決まります

最近は「環境がいい」、「眺めがいい」という条件よりも、墓参りに来る人のことを考えて「駅からのアクセスがいいこと」を優先して墓地を選ぶ人が増えています。

ただ、駅からのアクセスがいいほど値段は高くなる傾向があります

また、お墓というと以前は暗いイメージが一般的でしたが、最近の墓地は外国の庭園を思わせるような華やかで明るい墓地も増えています。

音楽が流れ、きれいな設備が整っている墓地は魅力的ですが、施設が充実しているほど管理費は高くなります

管理費は長い年月で考えると相当の出費になります。

管理費は、お墓の購入価格以上に注意して考える必要があるのです。

万が一、管理料の滞納が続いたときには、永代使用権がなくなり、お骨は永代供養塔などに合葬されることになります。

そして民間霊園のお墓を賢く選ぶポイントは、最初にあります

お墓を買うときには、必ず現地を見学に行くはずです。

そのときに霊園内を案内してくれる人は、霊園管理者ではなく、墓地や霊園と契約している石材店の社員であることが多いのです。

そして、お墓を買う決断をしたら、最初に案内してくれた石材店から墓石を買うことになります。

買う側からしたら、多くの石材店を比較してみたいものですが、民間霊園では自動的に石材店を決められ、決められた石材店から買う方法が一般的です。

多くの石材店や霊園と比較したいと思うのならば、最初から「見学だけなので」と言って連絡先などの個人情報を残してこないことがポイントになります

【予算300万円以上】お骨をダイヤモンドにすればお墓参りも手元供養もできる

故人を身近に感じられるダイアモンドにかえてみませんか?

お墓は、お金をかけようと思えばいくらでもかけることができます。

家と同じように、広い敷地に大きく立派な墓石を建てれば豪華になるでしょう。

しかし、お墓は立派に建てればいいというものではありません。

遠くに立派なお墓を建てるよりも「故人を身近に感じていたい」と考える人もいるでしょう。

そんなときには、お骨をすべてお墓に納骨するのではなく、一部をダイヤモンドにして身につける方法もあるのです。

お骨をダイヤモンドに変えることは、法律的にも問題ありません

専門業者にお骨を渡してダイヤモンドにできるのです。

ただ、ダイヤモンドにするためにはお金がかかります。

値段は加工度や大きさによっても変わりますが、1カラットで300万円程度です

けして安くはありませんが、ダイヤモンドは管理費の必要がないため、長期的に考えればいい方法かもしれません。

ただ、お墓に一切納骨せずに、すべてのお骨をダイヤモンドに変えてしまうと、紛失してしまったときのショックが大きくなります。

ダイヤモンドにするためには、全お骨の半分程度(約300g)は必要ですが、残りはお墓に納骨するといいのではないでしょうか

お墓は、故人のために買うものと思いがちですが、実はのこされた人が故人への思いや安らぎを感じるために必要なものなのかもしれません。

「納骨できればいいから安いお墓でいい」と考えるのではなく、多少高くても心のよりどころになるような満足できるお墓を探してみてはいかがでしょうか。(執筆者:式部 順子)




《式部 順子》
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執筆者:美大卒 式部 順子 式部 順子

武蔵野美術大学卒。クリエイティブな発想で芸術エッセイや子育てアイデア、経験に基づいた就職転職記事まで幅広く執筆中の個性派フリーライター。身近にあるものを活用した節約術と時代の流れを読みながらの大胆な節約術を組み合わせながら日々節約を楽しんでいる。節約のモットーは「使うべきお金は使う!無駄な節約はしない!」ストレスフリーな節約術をメインに紹介。 寄稿者にメッセージを送る

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